見出し画像

意見/主張とその人は別

SNSが広く使われるようになり問題化しているのがネットでの誹謗中傷ですね。リアルに会ったこともない人間をなぜそこまで蛇蝎の如く嫌うことができるのか、私にはよく分かりませんが。。

今まで匿名で誹謗中傷していた人間が、特定されて訴訟の対象になっていくようなので、それ自体は良い流れと思います。

ただ嫌いだから悪口を言うケースもありますが、その他にネット上で意見が対立し、その延長線上で罵詈雑言の言い合いになるケースも見られますね。

落ち着いて考えてもらいたいのですが、ある主張/意見が自分と異なるということと、その主張/意見を述べている人間が人として間違っているということは全く別の話です。

ネット上での議論から炎上する場合、だいたいその辺りをごっちゃにしています。

議論する場合、他者の意見を例えどんなものであれ意見として認め、ましてや相手の人格とは別物であることを良く弁える必要があります。しかし現実に起こることは、相手が考えを曲げないことにフラストレーションがたまり、意見への反論の範疇を超え相手の人格や能力への攻撃が始まり、不毛な罵詈雑言合戦になりますね。

最近だと良く「マウントを取る」と言われますが、自分は優位で相手が劣位であることを証明するのに躍起となったり、そうなると元の議論はどこかへ行ってしまいますね。

ディベートにも色々課題はありますが、意見/主張と自分/相手を切り離す訓練としては丁度良いかもしれません。

そもそもネット上でコミュニケーションに対して不用意な人が多すぎます。。相手の顔が見えないのですから、リアルとは違った留意点があって当たり前なのですが、人間の負の側面がとめどなく流れ出て各所に問題を引き起こしているのが現状です。

あと他人の悪口の尻馬に乗る人間の多いこと、、自分の考えはないのでしょうか。他者の個人的な行為に対する過剰な反応も多いですね。自分が被害を被ったわけでもないのに何をそんなに憤慨しているのでしょう?もちろん自分のリアルな知り合いではないので、その人間の置かれた状況や背景は何にも知らないわけで、ネット上の無責任な情報に踊らされてバッシングしているわけです。

今後は無責任な誹謗中傷を行うと訴えられるリスクが’あることを十分に理解し、適切な発言をすることが求められます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?