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子供が片付けない。何回も言ってるのに!「まだ遊ぶ」と主張するお子さんへ

お片付けでお悩みの親御さんへ
今回は記事を書いていきます。

私は保育士であり一児の母です。

保育園では実際どのようなお片付けをしているかを年齢別にお伝えします。

年齢が違えば発達ももちろん違います。
「お片付け」と一口に言っても
年齢別で全く異なるのです。

これを機に年齢にあってないと思ったら
お片付けのやり方を変えてみてください。
もしかしたら…お子様の「できた!」の
お手伝いができるかもしれません。

それではさっそくみていきます。

全年齢共通

•玩具箱にそれぞれ写真を貼る
(黄色いカゴにはLEGO、赤いカゴにはプラレールなど…)
→どこに何を片付けるか一目瞭然にするため
(子供は聴覚よりも視覚的に物事を理解しやすいことが医学的にわかっています。)

0歳児

・保育士が片付ける様子を見せる
→まだ片付けるという概念が薄い。しかし、繰り返し片付ける様子を見せることで片付け=おもちゃを箱に入れることだという概念が育つ。

・片付けの際に「ないない」「おもちゃバイバイ」
などと簡単な言葉を添えて片付ける
→今後「ないない」といったらしまうという行動に繋がる第1歩になる

・「お片付け〜お片付け〜♪」と楽しそうに歌いながら片付ける
片付け=嫌なものではなく楽しい!
ということを知ってもらって今後積極的に片付けることに繋がる

1歳児

・「お片付け」「ないない」「しまって」などの簡単な単語を使って一緒に片付けにさそう
→最初のうちは種類ごとの箱が違ってもOK。
とりあえずどの箱でもしまえればよしとする。
そこで、違うよ!ダメ!と言ってしまうとお片付けが楽しくなくなってしまうのでNGてす。

変わりに「こっちだったかも!」「これはこっちかな〜♪」といいながら大人が直すのはOK!
その際に必ず片付けをしたことは褒めた上で直すと尚いいと思います。

・とにかく褒める
→できた!嬉しい!お片付け楽しい!と
思って貰えるようにするため

・全て片付けなくてもOK!
自分で何個か入れられたらもうそれでOK。
しかし、2~3個片付けてまだ散らばっていたら
大人が引き続き「ないない」「片付け〜♪」と言いながらしまう。
終わり=綺麗になったらということを伝えないと今後、2~3個やればいいのか。と思ってしまうため。

2歳児の終わり

・お片付けの時間だね!というと種類ごとに片付けられるようになる
→間違っていたり、わざと面倒くさがって違う場所にいれたりしたら「ここで合ってる?」と聞いてみる。

・早く片付けたくて適当にしまう
→親御さんも時間が限られてる中で育児と家事をしているため見過ごしてしまいたくなる気持ちはよく分かります。しかし、今後「適当でいいんだ」と学習しないよう丁寧に伝えるとよいでしょう。
お子さんがただしい場所に片付けられるという第1の目標がありますが、早めのうちから「きちんと片付ける」ということを教えた方が今後の親御さんのためかと思います!!

3歳児

・ほぼ1人で片付けられます。
→時にやりたくなくてわざと逃げ回ったりすることもあるとおもいます。その時は片付け終わるまで次の行動をするのは控えるのをオススメします。(例:おやつ、別の遊び、お風呂など)
※お忙しい中大変かと思いますが「逃げたもん勝ち」という癖がつくとなかなか取れません。
保育園でも逃げ癖がつかないよう繰り返し伝えて根気強く最後まで片付けに付き合います。

4歳児

・お友達のも分も片付けてあげる優しい子も。

5歳児

・次は小学生!お片付けマスターです。


【おまけ】まだ遊びたかった!まだやるの!と言う子へ

保育園でもよく居ます。
悪く言えば諦めの悪い子ですが、
よく言えばしっかり遊び込めていて
集中力があるお子さんです。

そのようなお子さんにどのように声をかけるか?

「じゃあまた明日続きやろうね」
「これとっておこうか」

このふたつで諦めがつく子が多いです!

さっき全て片付けるまで片付けさせると言ったじゃないか…!!と言われてしまいそうなのでご説明します。

この場合は2歳児以上でパズルやレゴ、粘土などで集中して作品を作っていた場合です。
その作品のみ残して他は片付けます。

その際に嘘をついて後でこっそり壊したりしては信頼が無くなってしまいますので、きちんと見えるところに飾って安心させると良いと思います◎

★ワンポイントアドバイス★
公園の砂場で泥団子やお城を作った場合
取っておくのは難しいですよね?

その時はスマホで写真におさめて
「ここに残ってるからいつでも見れるよ」
というと安心して片付け始められる子もいます!

※保育士は保育中にスマホは使いませんので
デジカメでとって写真を印刷して
保育室に飾ったりします。


いかがでしたか?

すこしでもお子さんが…親子さんが…!!
楽になったら幸いですm(*_ _)m

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