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エモーショナルな季節

新しいパソコンが来た。
知らない男の人を部屋に入れるのはちょっと嫌だったけど、有料で設定も全部やってもらえたので、何も問題なく使えている。
さすがプロ、ありがとうございました。ちょっと嫌だったことには違いないけど。

パソコンを使えなかった一週間、私は何をしていただろうと振り返ってみると、パーマをかけに行ったり、ジムで運動したり、マイナンバーカードを入手したり、病院に行ったりしていた。
普通の生活しかなかった。

テレビの天気予報によると、今日から一週間ぐらい雨やくもりの天気が続くらしい。雪の降る可能性もあるかもしれないらしい。ひえー!やめて!
冬に対して苦手意識を持つのはやめようと思うけど、やっぱり私は夏が好きだよ。
昨夜「世界の車窓から」で夏のイタリアの海辺の町を見て、なんだか恋しくなってしまった。
イタリアの海辺の町に行ったことはないので、夏という季節が恋しいんだと思う。

夏はいい。夏の空気感が好き。刹那的な明るさ。明るさがあるからこそ感じる陰の部分。夏には切なさがある。夏は短い。

これを書いていて「ヴァージン・スーサイズ」を思い出した。10代のころから一番好きな映画。
映画で描かれる季節は夏。70年代のアメリカの郊外に夏服を着た少女たちが美しく存在し、そして彼女たちは自ら命を絶つ。
少女という存在の儚さと夏の儚さが合わさって、何とも言えない切ない気持ちになる。そう、夏は短い。

冬も好きになれるように、冬のあいだにできるだけ楽しい思い出を作っておきたいと思う。
クリスマスは終わってしまったけど、まだバレンタインがある。あったかいものを食べて、お気に入りのニットを何回も着よう。
でも、私にとってエモーショナルな季節は夏なのだよ。

今年の夏は何をしようか。

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