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私が薬剤師を1年で辞めて、カルフォルニアに来た理由①

私が、カルフォルニアに来た理由。
それを色んな人に聞かれるので、文字に起こしてみたいと思いました。
なんで、あんなに薬剤師という仕事が嫌だったんだろう、
なんで、日本で働きたくないと思ったんだろう。
日本にいた時には、「なんとなくここじゃないと思うんだよな」って感じたことが、
今になってようやく文字に起こせるくらい、やっと明確になりました。笑

卒延、国試浪人、そして、薬剤師。
ストレートで薬剤師になった周りの友達と比べて、2年の遅刻をして、始まった薬剤師生活。
私は調剤薬局を選択し、都心部にある、給料のいいという条件でその会社を選んだ。
都心部の薬局で働いたら、仕事帰りに色んなところに寄れて楽しいかなと思ったりもしてた。
最初の1ヶ月は大体、研修でスーツを着て都内集合。
まずそこからして、私は苦手だった、スーツというものが。 
「薬剤師ってスーツ着なくて良いような仕事じゃない?」とよく言われるけど、
薬剤師だって、社会人は、社会人。新入社員は新入社員。
実際働くときは、ユニホームがある会社もあるし、オフィスカジュアルで大丈夫な場所が多いけど、研修の時はスーツという規定あり。
それと髪色は黒色がベター。
なんでなんだろう、医療職って、看護師さんとかは、結構髪の色が明るい人もいるけど、ほとんどが黒髪だよね。
ブリーチ金髪が大好きな私からすると、黒髪は結構きつい、、、。
だったら、そもそも薬学部行くなよって話なんだけど、
今アメリカにブリーチ金髪で来てて、この髪色で薬剤師になれる?って聞いたら、
「全然大丈夫だよ、何が問題なの?」と言われた。
別に黒髪じゃなくても、暗めの茶髪くらいなら、薬剤師でも大丈夫なんだけどさ、
薬剤師も女性が多い世界だから、髪を染めているだけで、
「新人のくせに。」とか、「仕事もできないくせに。」って言われるじゃん?
髪色との因果関係なんですか?って感じだし、
そんな言葉気にしなくていいよって言われるけど、できることならトラブルを避けたいじゃん?
だから、黒髪でしっかり、ペンギンになって、自分を押し殺して、社会人になったわけです。
それだけ?って思われるかも知れないけど、ここからのストレスがとても大きくて、自分を蝕んで行く感覚だったんだよね。

それで、研修は無事終えて、「患者対応を始めてください。」って会社から新入社員に通達が来たとき、私はそれをさせてもらえなかった、、、、、、。
なんでかといと、店長が上の人がいなかったら、長い間トイレに行って帰ってこなかったり、研修動画を勤務中にiPadで垂れ流ししているような人だったんだけど、
その人がピッキングしたくなかったのかな?
(結構ピッキングって重労働で、監査だけをしたがる薬剤師も多いと後から知ったが)
「あなたはバカだから、投薬にはいけない。」と言われました。笑

研修の時にテストとかもあって、流石に満点ではなかったものの、注意されるわけでもなく、中の中で、時々ピッキングを間違えることはあったけど、私の薬局は監査機を導入することもなく。
ピッキングの時にハサミで真っ直ぐきれなかった時に、
「どうしてこんなに不器用なの?」と言われたり、
(その失敗が初めてだった時にね。)

その翌月の研修で、みんなが投薬した時に感じたことを休み時間に話しているときに、私はできなかった。
理由は「私が馬鹿だから。」だから、上の人に言うこともできず。

その後私の薬局は他の薬局に吸収されることになった。
そして、合併先の薬局からヘルプに来てくれた先輩が、
「この店舗、従業員も、雰囲気もマジで終わってるね。
    一年目でこんな店舗に配属されるなんて、上の人頭イカれてるね。大丈夫?」
そう聞いてくれて、私の感覚が間違ってなかったんだ!と思う。
それが、薬剤師になってから3ヶ月目のこと。
その先輩の言葉から、あ、私この職場から離れたいという意志がはっきりしていく。

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