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結婚式の印象が変わった話

今年の夏、わたしは人生ではじめて
友人の結婚式に参加した。

彼女は専門学校で知り合った友人で、
お互い上京してきて、
かつ地元が一緒だったこともあり
当時は半同棲状態で彼女の家に
入り浸ったりしていた。

彼女はコロナ禍で籍を入れ、
タイミングを見て挙式の準備をしていた。
そしてわたしは1年前から
結婚式の日取りを伝えられ
その日は何がなんでも予定を入れずに
生活していた。

彼女の結婚式はもちろん楽しみではあったが、
わたし自身は「結婚式」に
あまり魅力を感じない人間だ。

正直、彼女の結婚式に参加するまで
結婚式の印象といえば、わざわざ高額な費用
を払って、自分たちの友人から数万円をもらい、
己の幸せアピールの場を設ける
イベントでしかなかった。

しかし実際参加してみると全く違う印象だった。
10代の頃からの友人が大人の女性になり、
彼女の選んだ人と結婚をする。
式内で流れる動画には
わたしが見てこなかった
幼い頃の彼女とこの人たちといると
すごく幸せなんだなと伝わる彼女の笑顔を見て
すごく心がぽかぽかする気持ちになった。

もっと上手く表現できれば良かったけれど、
可哀想な語彙力で表現するとしたら
彼女たち夫婦からわたしたち友人への
ありがとうが伝わる式だった。

2人の成長記録を見せてくれてありがとう
(わたしが育てた訳じゃなけど)
という気持ちになった。

これから先、
実際にわたしが結婚式を行うかはわからない。
そもそも結婚するかもわからないし。
でも彼女のおかげで結婚式の印象は全く変わった。

わたしに違う世界を見せてくれてありがとう。

#結婚式の思い出 #エッセイ

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