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「今を生きる」という意味

今年の3月くらいから、いや、自分の肌感覚では、去年の10月にニューヨークに行ってから、今まで社会人になってからずっとなんとなく無意識で信じてきたこととか、無意識で我慢してきたことが音を立てて壊れていった。

また別の機会に書こうと思っているけど、去年のニューヨークは私にとってはすごいターニングポイントというか、今まで積み上げてきたものの成果をあの瞬間に見て、体感することができて、本当に心の底から幸せな体験をすることができた。

自分に自信が持てなくて、自分は生きていていいのだろうか、何のために生きているのだろう・・と不安で仕方なかった20歳の時の初めてニューヨーク。お金も自信もなくて、自分が自分はここにいるよ!と言える何かが欲しいと思って過ごしていたアメリカ時代とニューヨーク。

あれから日本に帰って辛いことはたくさんあったけど、自分はソニーの盛田さんみたいにアイデアを具現化して世界中の人に喜んでもらえる仕事がしたい、自分はそういうことができるって胸張って言える人間になりたいと思って、本当に目の前の一つ一つを気持ちを込めて積み上げてきた。
去年のニューヨークは、自分の会社の仕事半分、プライベート半分で行くことができて、しかも心許せて自分が好きなことを好きと言える仲間と、劇場からバーまで心がいっぱいになる素晴らしい時間を過ごすことができた。

その反動なのか、何かの運命の巡り合わせなのか、今年の春にかけてそれまで私が信じていたこと、人、仕事が入浴剤のようにシュワシュワ弾けて、消えていった感じがする。
私が手放したいとか、誰かが絶対的に悪とか、そういうことじゃなくて、私がもうその仕事ができないし、この人と一緒にいても、相手の人も私も前向きになったり、幸せになれないなーと感じたり。
聞いていた音楽も、食べたいものも、服の好みも変わってきた。
でも、まだ自分の中でどうしたらいいかわからない。何か自分が変わらないといけないことはわかっているけど、どう動いたらいいかわからない・・・。

とりあえず動かないと始まらないな、と思っていろんな人と会話をする。でも、自分の中でまだピンとこない。少しづつ気持ちは整理できてきたし、気持ちは前に向いているけど・・・という日々をここ数週間過ごしていた。

その中で今日、縁があって大西つねきさんという政治家の方のお話し会に参加させていただくことができた。

つねきさんのXはこちら↓


その中では、今の金融システムや国家の構造のお話など、私が独学では一生かかってもわからないお話をわかりやすく教えてくださっていた。
お話も非常にタメになるのだが、私は何よりつねきさん自身の「生き方」とか、「在り方」がとても印象的だった。

いわゆるエリート道を歩まれて、ずっと金融の世界にいてそれなりの暮らしをし続けてもよかったろうに、政治活動やピザ屋さんなどいろんなことを好奇心を持ってされていて、今は車の中で寝泊まりしながら、いろんな方にご自身の経験や知見をお話されている・・・。

お話の中で、「今やりたいことをやる」というお話があった。
今の資本主義は限界を迎え、お金の信用はなくなっていく構造になっている。どのように起こるかはわからないし、いつ起こるかはわからないけど必ずXデーは来る。
その時に自分はどうするのか、じゃなくて、「今」に集中するのが大切なんだと。今、今日、この瞬間が最高なら、この今日を作ってくれた過去も最高になるんだと。

私はいい考え方だな、と思った。今まで私は辛いことや苦しいことがあったけど、それが今を作っていて、今が幸せだと感じられたら最高だし、最高だから未来も最高になる。

自分を省みると、いつか幸せになりたいと思っていろんなことを我慢して(我慢という感覚というより辛い気持ちになるのが当たり前だと思ってた)、こんなけ辛い思いをしたから自分は幸せになって然るべきだとどこかで自分に言い聞かせていて、いつ幸せになれるんだろうと思っていた。

でもそれだといつも「今」が満たされなくなるし、自分が満たされないと他の人を傷つけたり、奪ったりしてしまう可能性もある。

だから人とは関わらないようにしていた。自分の心は見せない。本当の気持ちは見せない。いつも相手にとって心地よい自分を演じる。それが自分だと自分に思い込ませてた。

でも去年の秋からそんな自分に限界がきた。自分はもっと自由になりたい。自由に生きたいという声が大きくなっていたのかもしれない。

そんな自分にすごい正面から、「今を生きるんだよ」と今日大西つねきさんと、つねきさんを取り巻く空間を通して感じることができた。
言葉ではなかなか伝えられないけど、この感覚は自分を変えてくれると確信した。

今日はそんな日だったから、ここに残しておく。

あの瞬間から、シンプルに「今したいことだけをする」
嫌なことはしない。全部自分のしたいことであれば、本当の意味で自由になれる。
私はこの言葉を実践してみる。

よろしければ、サポートをいただければ、私とっても嬉しくて、更に自分に素直に、もっと多くのことを学び、文章を書くことを頑張れます。 感謝を胸に精進し、みなさんの心に残る記事を全力でつくりあげてまいりますので よろしくお願いいたします。