ブラウル ブラッディナイトメア 感想

ブラックウルヴズサーガ ブラッディナイトメアの全ルートを攻略したので感想を置いておきます。ネタバレ大量です。

全体
ブラッディナイトメアは多分猫種をメインに猫種対狼種の戦争を描かれていると思うのですがみんなそれぞれ事情があるなぁと思いましたね。猫には猫の事情が、狼には狼の事情がある。中世の王位継承はこんな感じだったのかもしれないなとも思います。フィオナはそれに巻き込まれるわけなので可哀想ですが。フィオナもエルヴィラもよく似ていて閉じ込められていたから現実を知らないんですよね。周りが優しいから世界が優しいと勘違いをしている。でもそんなことはなくてそこから悲劇が生まれている気がします。あとメヨーヨはオージェと双子になってしまったのが運の尽きですね。オージェは反省してください。

メヨーヨ
意外と被害者。良くも悪くもオージェにおもちゃにされていますね。プライドが高過ぎたところとオージェと双子になってしまったのが悲劇の始まりだと思っています。母親に後ろ盾がない時点でまともな人生は歩めませんが…。メヨーヨ自体はプライドが高過ぎただけでそれほど狂ってはいないと思います。オージェに誘導されてうまく使われた気がしますね。実際グッドエンドではいい王様をしています。一種族滅ぼしていますがそれには目を瞑ることにしましょう…
オージェ
全ての元凶。でも気持ちがわからなくもないんですよね。貧困とかもそうだと思うのですが、椅子は限られていて自分が座るためには誰かを落とさなければいけないんですよね。オージェは兄も含めて全ての登場人物を面白いかどうかで見ていますが唯一母親だけは心の底から愛しているんですよね。周りをグチャグチャにはしていますが気持ちは理解できてとても悲しい気分になります。俺自身の昔の考え方を持っているので感情移入をしてしまいますね…
ユリアン
被害者。ユリアンの母親にうまく使われていた感がありますね。でも知らなかっただけでとても得をしているんですよねきっと。兄弟の中で自分だけが愛され扱いが違うことを知らなかった訳ですし。彼自身はあまり頭が良い訳ではないですが人望はあると思うので周りに陥れられなければいい王様になると思います。ブラッディナイトメアの中でユリアントゥルーエンドが一番好きです。
ネッソ
優しいお兄ちゃん。妹を恋愛的に愛しているのはアレですがフィオナがどんな決断をしても尊重し全力で守ってくれるところに愛を感じます。ネッソに似た兄が俺にいるのでどのエンドでも号泣しました。幸せになってくれ。
ザラ
良き執事であり薬師。ネッソ同様フィオナの決断を尊重し守ってくれます。多分フィオナの人格形成において多くを占めていますね。フィオナの優しさはザラから来ていると思う。ザラのエンドはどれも好きです。
アルル
ラス
寡黙な優しさ。あとグッドエンドがあまりグッドじゃない。ラストホープで準主人公だからあまり甘くないんですかね…。キャラ的にとても好きです。あと狼姿がとってもかわいい。
ギラン
ひたすらかわいい。照れ屋さんですね。素直じゃない戦闘狂ですがフィオナを心配し世話をしてくれます。バッドエンドがギランらしいなと。バッドエンドでもフィオナが幸せそうでよかったよ…ある意味アレはグッドエンドなので…

以上が感想になります。発売から随分経って全クリしたので誰かと語り合いたい欲が収まらないです。誰かやっていてほしいな…