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人類の新しい進化を


以前から思っていることがある。

今現在、全世界を悩ませている国際情勢の不安の筆頭、ウクライナ侵略戦争にしても、
一歩ずつ開始に向け駒を進めている(ように見える)中共による台湾侵略戦争(彼らも特別軍事作戦とでも呼ぶのかな)、
アフガンやアフリカでのイスラム原理主義者達による圧政、その他にしても、

世界ではその要因を、宗教やイデオロギー、政権トップの独裁者気質などに見ているように見えるけれど、その視点は本当に、真の要因に導いてくれるのだろうかと。

実は私は、それとは違う別の見方をしていて、
その視点を、どうしても捨てられないでいる。

上手く説明出来るかどうか今ひとつ自信を持てないんだけど、

私は、暴力をもって世の現状を変えようとしたり、自分に都合の良い状態を保とうとする行動の根本原因は、その人間の持つ「思想」よりもむしろ、その人の、もっと生物としての本能に根差して内包している「男性性」の暴走にあるんじゃないかと思う。

男性性が普段、醜いかたちで発揮されてるな…と感じる時、私はドミネイト(dominate)という言葉が、脳裏に浮かんで来る。

「俺の気にいるようにしろ!」がキーワード。
モノでも人でも、自分の気が済む気に入った状態になるまで、暴力でも謀略でも何でも使って、その「俺の気が済む状態」に、遮二無二、強引に持って行こうとする。

そのための集中力や、固執する粘着力、思い通りにならない時の怒りや復讐心、付随して現れる嗜虐性…

それらはそのまま、誰かに対するストーキング能力(?)や、Domestic violence、その他のさまざまな犯罪にも発揮されたりする。

単純な男女の違いの話をしたいわけじゃない。

人間は誰でも生物学的に、一人一人に男性ホルモンと女性ホルモンの両方が備わっていて、
単に男性は男性性が、
女性は女性性が優位に、
人格や行動に現れることが多いから、傾向として男性はこう、女性はこう、と言えるだけの話。

人との競争意識(勝ち負けにこだわる意識)が強かったり、自分の所属するコミュニティの中で、他人よりも優利な立場を手に入れたがる女性は、人格に男性性が優位に現れてる人なんじゃないかなと思う。
性質か、置かれている環境がそうさせているのかは、それぞれ違うのでしょうけど。

逆に、共感性が高く、人に対して排除や攻撃よりも、好奇心や受容や歓迎の心理状態(おもてなし)になりがちで、放っておけず助けてあげようとする男性は、女性性が強いのではないかな。

簡単に言うと、自分のテリトリーに新顔のよそ者を見つけた時、
「何だお前、失せろ、あっちへ行け!」
が男性性の反応だとしたら、
(でもそれはコミュニティや家族を守ろうとしてくれてるんだけどね)

「だあれ?どこから来たの?名前は?あ、コレ食べる?一緒に遊ぼ♪」
が女性性の反応だと思う。

女性性は、受容、平和主義(戦うより我慢する方がマシ)、横並び主義(みんなで仲良くしていたい、みんな一緒)、時にはそこから来る同調圧力となって、出て来る気がする。

その場に居ない人の悪口を一緒に言わないと次の標的にされたりすることなんかは、女性性が醜く発揮されてる例なのかな、って。

男性性の醜い出方のもう一つの例は、よく男のプライドだとか、それが傷つけられると云々といった話が語られるけど、私はそれらの多くは、ただのくだらない、ちゃちい自尊心の話に感じてる。

例えば女性に振られたり、求婚を断られたからといって、その女性を殴ったり刺したり、酸をかけたり、その他暴力を使って襲うなど、嗜虐性をもって復讐しようとするのは、そのちっぽけなプライドを満足させたいだけの話。

だいたい、人間の真なる矜持や誇りや自尊心て、そんな方向に発揮されたりする?

女性性と比べてみようか?
女性性の強い女性がもし、自分は別れたくないのに男性に去られたり、示した愛情に応えて貰えなかったとしても、
プライドを傷つけられて、悲しんだり怒ったりすることは一緒でも、男性みたいに復讐心の方向へ考えが行ったりはしない。

ましてや、「思い知らせてやるために」暴力を振るって傷つけてやろうなんて、思わない。

女性性が導く反応や、女性として、してやりたい「復讐」があるとすれば

もっときれいになってやる、
もっと素敵な男性と幸せになってやる、
もっと美しく魅力的な女性になって、振ったことを後悔させてやる…

そんなところだ。

「変えよう」とするのは相手の態度や心じゃなく、自分自身であることが多い。
傷つけられたことを許すか許さないかは別だけど
復讐してやる、という方向に考えは行かない。
そこから前に、より良い未来に進もうとし、
そのエネルギーは、向上心。

男性性は違うよね?
自分はそのままで良い、何も問題はない、間違ってもいない。
変わるべきは他の人間、環境、状況の方だし、気に入らないものは受け入れない。
基本姿勢は「俺の気に入るようにしてやる!」という自己愛的態度で、
こういう場合のエネルギー源は、虚栄心と復讐心。

露や中、過激な回教徒らが今現在やっていることに私が見ているのは、そんなくだらない方向に暴走しているだけの男性性。

男性達を馬鹿にしたいわけじゃない、
そこは誤解しないで欲しい。
自分が女性だから身内贔屓したいわけでもない。

男性性の持つ粘り強さや現状変更能力、
「俺の気に入るようにしてやる!」
が研究開発や新技術の創成に向けられ、困難に立ち向かう強い意志、初志貫徹をやり遂げる気力をもって発揮された時、人は文明を築くことが出来たのだと思うから。

もしこの世界が女性だけだったら、たぶんまだ飛行機は飛んでないし、人類は月にも行っていないと思う。

女性はそんなものが無くても気にしないと思うし、21世紀でもまだ馬やロバの世話や手入れをして可愛がりながら、荷物運びを手伝ってもらう程度の生活をしていたかも…

テクノロジーや科学の探究など、文明の発展を進めて来たのは男性性の功績だと思うけど、
それを人間相手(他の、生命ある相手全てに対しても)に発揮すると、相手を悲しませ、不幸にしてしまうことが多い気がする。

人の心は繊細で、複雑で、合理的に機能したりしないし、感情はもっとやっかいなもの。
力でどうにかなるものじゃない。

人間の心が関わってくる状況下では、女性性が示す選択肢を採る方がいいのではと思う。

私は個人的に、
人間としてより優れているのは、思いやりと愛情をもって他の生命に接する人たちだと思っていて、だから普段は男女ともに、好戦的、支配的な男性性が優位な人たちより、平和的、受容的な女性性が優位な人たちに敬意や親しみを感じている。

この、両性の行動や心理に出る優位性は個人単位だけでなく、民族的な傾向もあると見てる。

日本人とイタリア人は女性性が優位な人たちだと私は思う。
だから私たちは似たところがあると思う。
好戦的な民族なんかよりよっぽど人間としてマシだし、優れてるとも感じてる。

女性性は時に、男性性よりも真の勇気を持ち、芯の強さも持っている。

フィジカルな強さは無くても、必要な時、
勝てないかも知れない相手であっても立ち向かって行く勇敢さや、

心身に酷いことをされても、
いつかは自分の優しさにそれを昇華し、しなやかな強さに変えていく気高い勇敢さは、女性性のいちばん美しい発露なんじゃないかと思う。


繰り返すけど、誰もが両性の要素を内に持って生まれて来てる。
女性性も男性性も、私たちは両方を発揮出来る。

仕事や任務に対しては、より自分の男性性を、人間関係への基本姿勢としては、より女性性を意識するようにしたら、「バランスのとれた人」と呼べないだろうか。

もし今の人間が自らの意志をもって新しい進化を目指せるとしたら

この、誰もが自分の身体に持っている男性性と女性性を、きちんと意識し、状況に応じてどちらのほうをより優位に発揮させるかを、もっと自分で考えてコントロール出来るようになり、

争ったり、傷つけたり、命を奪わずとも、他の方法で自尊心を保ち、
受容と理解を愛情をもって行える、精神面がより進化した知的生命体への変容ではないだろうか…

何やらちっともロマンを感じない『支那の夢』が、いよいよもって一つの帰結に向けて加速して行っているように見える昨今、
何となく、そんなふうに思っています。


今回ご紹介するこの動画が作られたのは2019年みたいで、動画そのものは思わず笑ってしまう、面白い内容なんだけど、

現実を見ると、真面目な話、
もうヘラヘラ笑っていられる状況じゃない気がするんだよね…

いま私たちが発揮すべき性は男女どちらの方か、ちゃんと目を開いて判断して、
きちんと対応しないと…


*注意!*
この動画は、人の目のある公共の場では再生しない方がいいと思います。
いきなり笑い出しても大丈夫な、プライベートな環境でお楽しみください。

いいですね?
私はちゃんと言いましたよ?
自己責任でお願いしますよ?

このかた(METAL BABYさん)の作品、組み合わせの妙や、細部までカッチリと合わせる職人技の見事さに惚れ惚れしてしまう(^-^;

私はこれ↓が好きすぎて、リピしてしまっています。
こっちは上の作品より更に危険★
ゼッタイ電車の中とかで見ちゃダメだよ!

フルコーラスある歌だったのね…


ついでに、もひとつ!
これも好き過ぎて、リピ不可避★

かっちょええ😂

書いたものに対するみなさまからの評価として、謹んで拝受致します。 わりと真面目に日々の食事とワイン代・・・ 美味しいワイン、どうもありがとうございます♡