『お嬢と執事』①ミステリアスなひと
⬇️⬇️⬇️以下は、配信アプリREALITYでの企画、掛け合いセリフ枠『お嬢と執事』のためにラパスが書き下ろした台本です。
《台本の利用は、「使わせて頂きます!」と事前にご連絡頂ければ、問題ございません。(是非私も聞きに行かせてください♫) 商用利用に関しては、事前に御相談下さいませ。》
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台本① ミステリアスなひと(このページ)
台本② 2人きりのお茶会
台本③ 忙しいお嬢様
台本④ 忠実な番犬
台本⑤ 優雅な午後
–––とある社交パーティーで公爵令息が出会ったのは、仮面をつけた令嬢……
場面: 公爵家での社交パーティー、会場とは離れた薄暗い通路
A: 仮面を着けたドレスの令嬢
B: 公爵家令息
(性別、語尾変更OK。内容の変更はお控え下さい)
–––BGM on、SE 走る音、ぶつかる音
A: 「きゃっ!」
B: 「おっと……!(Aの身体を支えて)申し訳ありませんレディ……お怪我はありませんか?そんなに急いで、それにこんなところで一体どうしたのです?……仮面?今日は仮面舞踏会では無かったはずですが……」
–––SE 遠くから近づいてくる走る足音
A: 「!(音の方を向いて息を飲む)……(Bへ向き直って)優しい方、どうかお許しを!私は行かなければ!」
B: 「(何かを察して)……レディ、こちらへ」(Aを部屋の中に誘導する)
–––SE 扉を開けて閉める音、足音が扉の向こうを過ぎていく音
B: 「……行ったようですね」
A: 「(安堵のため息)……助かりました。なんとお礼を申し上げたら良いのか」
B: 「礼など必要ありませんよ。私の屋敷で、女性を怯えさせるような輩が居るのなら、放ってはおけませんからね」
A: 「……公爵家の、ご令息とお見受け致します。……ごきげんよう、ロード」
B: 「ごきげんよう、レディ。パーティーは楽しんで頂いていますか?」
A: 「……ええ、素晴らしい夜ですわ」
B: 「そんな夜に、一体何が起こっているのです?……あの者達は、何者ですか?何故貴女を追いかけていたのです?そろそろその仮面を外して、説明してくれませんか、美しいレディ」
A: 「そうね……」
–––SE 注射を打つ音
B: 「うっ!? ……レディ?今何を……これは……!?」
–––SE 膝から崩れ落ちる音
A: 「心配なさらないで。少しの間、夢現を彷徨うお薬ですわ。パーティーが終わる前には、すっかり目が覚めるはずでしてよ。……どうか御無礼をお許し下さい、ロード……助けてくださったご恩は忘れません。だけど私は、どうしても身分を明かす訳にはいかないのです」
B: 「(朦朧とした意識で)貴女は、一体……」
A: 「……ごめんなさいね。どうかこの事はお忘れになって……そうね、貴方は、少しおかしな夢を見ただけ……良い夜を、優しい方」
//END Written by ラパス
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台本③ 忙しいお嬢様
台本④ 忠実な番犬
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