lunasick34

会社に所属しつつも趣味で写真を撮ってる人です。 ここでは主に映画の独り言のように個人的…

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会社に所属しつつも趣味で写真を撮ってる人です。 ここでは主に映画の独り言のように個人的な感想を書いてますので、感想に共感してくれたり、観る前の参考にしてくれたら嬉しいです。 載せてる写真はたまに自分で撮影したものが混ざってます。

最近の記事

「怪物」を観た

どんな作品なのか、子供が喧嘩して居なくなった、そんな程度のあらすじしかわからないのに、「きっといま観なければいけない作品なのだろう」と感じさせるのは、坂本龍一教授の音楽家だけではない、なにか胸のざわめきや危機感を感じたからかもしれない。 それだけ、監督や脚本家のネームバリューだけではなく、予告から感じ取るテーマ性が強く伝わったからだと思う。 様々な視点人それぞれの視点で、見え方や感じ方、印象が違い、ひとそれぞあに真実が違うということは、きっといつかはたどり着く人の真理のひと

    • シン•仮面ライダーを観た

      真の仮面ライダー、新仮面ライダーなど色んな意味にもとれる庵野さんのシンシリーズ。 シン•ヱヴァンゲリヲン、シン•ゴジラと期待以上の作品だった反面、シン•ウルトラマンは監督のやりたいこと全開でテーマ性が見えづらく、自主制作をいまやり直した感が強く魅力に欠けた。 今回の仮面ライダーは……後者に近い映画で残念がだった。 庵野印シン•仮面ライダーは、当たり前だが庵野監督の代名詞である構図が沢山出てくる。 マイケル・ベイ並に観ればすぐわかるのが庵野監督の構図だ。 そして、拘り

      • エブリシングエブリウェアオールアットワンスを観た

        観た人は「エブエブ」と略している話題の映画。 いつでもどこでもいっぺんに そんな意味のタイトルのこの映画。 これがまさに素晴らしい作品だった。 マルチバースこの作品は「マルチバース」を設定している作品だ。 なんのこと?って思う人もいるだろう。 所謂、「平行世界」説である。 人には様々な可能性があって、 私は大学に行かず、高校卒業後に就職した人生だったが、別の世界では渡しが大学に行って遊んでた人生を歩んでいる。 そんな可能性の世界が沢山あるとされている。 それがマル

        • 沈黙のパレードを観た

          ガリレオシリーズもドラマ化されて、原作もしっかり読んで追いかけているが、まさかここまで息が長い映像作品になるとは思っていなかった。 それは俳優が演じるキャラクターが原作に影響を与えるほど魅力的になり、より人間性が立体的になってイメージがしやすくなり、物語がよりリアリティを持つようになったからだろう。 そして、このシリーズは、いつしか人の優しさをテーマにするようになってから、より辛く切ない話が多くなったことも魅力の一つなんだと思う。 数式を書かないそんなガリレオの主人公

        「怪物」を観た

          岡田、弱そうになる

          5月公開予定のトレーラーが発表されていた。 映画「最後まで行く」 我らが岡田准一主演である。 さらに、ヤグサと家族で心を持って行った藤井道人監督ということで、それだけでも楽しみなのに、岡田准一主演である。 岡田准一が、タダでさえ情けなく焦っているのに人を轢いてしまって更に焦る。 それだけで観る価値がありそうだ。 要チェックである。

          岡田、弱そうになる

          BRITHDAY

          妻の誕生日だったので、久しぶりに映画館に二人で足を運んだ。 子供がいるとなかなか二人で映画館に行く時間も作れないので貴重だ。 そんな貴重な機会に観た映画は… THE FIRST SLAM DUNK 妻は初観賞。 私は二度目である。 二度目でも色褪せることなく、寧ろ細やかな発見をしつつも再度親善に観れるこの映画は本当に素晴らしい。 久しぶりにバスケしたくなったし。 ドルビーアトモスで観たのでめっちゃ迫力ある音響でした。 真ん中の席じゃなかったのが惜しかった… シュ

          ヘルドッグズを観た

          我らが岡田准一。 多分、日本で唯一、人を殺すスキルを持ち合わせているアイドルであり、俳優である。 彼が出る作品は必ず観てしまう。 ダークな演技もふざけた演技も両方レベル高く、そして何よりも格闘技術もかなり高く、まさにアクションスターである。 そんな彼がまさにはまり役の映画 ヘルドッグズを観た。 岡田准一無双とにかく手際よく、臨機応変に効率的に人を殺していく。 それが観れるだけで幸せである。 すべてノースタントだからリアルだし、アクションコーディネートも指導もして

          ヘルドッグズを観た

          ザ•メニュー を観た

          トレーラーを観た時点で、「こりゃグルメ映画じゃなく、サスペンスかホラーかな」と一目で解るものだったが、一体どんなホラーなのかが判別できなかった。 もしかして、客がメニューになってしまうとか? そう思ってたけど、そうではなかった。 少々ついて行けない閉鎖空間で出されるメニューは、奇妙な演出の中でただ単に美味なだけではなく、パンは出さずにジャムだけだしてみたりと、かなり挑戦的だったりする。 それに客は戸惑い、時には横柄に批判したりと様々な反応を見せる。 観賞している私も

          ザ•メニュー を観た

          NOPEを観た

          Nope!(ありえない!)と言う意味と「not on planet earth(地球にいない)」という二つの意味があるタイトルらしい。 ジョーダン・ピール監督なので、ただよ地球外生命体物にならないだろうと思っていたが、ありそうでなかった設定で驚かされた。 視点は兄弟と近くにいる人々この監督がホラーやSFという人知を超えた話を作っているのに親近感があるのは、視点がマクロだからだろうと思う。 私が好きな監督にシャマランがいが、彼は世界規模の話もある家族の視点で語ることがあり

          NOPEを観た

          THE FIRST SLAM DUNKを観た

          公開前に炎上して、公開後には絶賛の嵐となってた本作。 それを客観的に防寒しながらも、世代としてはドストライクすぎるし、なんならこの漫画の影響もあってバスケやってみたりしたわけなんだから見届けないわけにいかない。 そんな青春の一部だった漫画なわけだから、この世代の人からしたら、想い(重い)は様々だ。 そんな映画を遂に年が明けて観に行くことができた。 大黒摩季は流れない 私は少年ジャンプでSLAM DUNKに出会い、既定路線のようにアニメ化された作品を夜7時に観ていた。 その

          THE FIRST SLAM DUNKを観た

          アイ・アム・まきもと

          水田監督の最新作今回、私の中では勝手にご縁を感じている水田監督の最新作を見てきた。 友人知人がこぞって「2回見た」「すごくいい!」と言っているし、水田監督と阿部サダヲさんの組み合わせなんて最高じゃないか!ということで前情報はあんまりない状態で観ていた。 水田監督らしい、ちょっとおかしなハートフルコメディ調で始まり、 わかりやすく「まきもと」という致命的に察することのできない男が 誰もが深く関わろうとしない事に真剣に向き合い頑張っている男だと いう事を説明してくれて流石だった

          アイ・アム・まきもと

          マイ・ブロークン・マリコ

          ある時、SNSで友人が紹介していたので気になって読んだのが出会い。 とにかく『大事な人の死』に対する向き合い方が、パワフルで感情的、そしてスピード感を持ってテンポよく、適度な長さで描かれている。 そして、とても感傷的で涙無しには読めない漫画だった。 これを実写映画化すると聞いて楽しみで仕方なかった。 そんな映画をついに今日観てきたのだけど最高だった。 実写映画化の中で最高の成功例原作が映画化を意識したてのではないか?と思うくらいの無駄の無さだったけども、画作りも原作にあ

          マイ・ブロークン・マリコ

          チタン

          映画「チタン」を鑑賞「RAW 少女のめざめ」の監督ジュリア・デュクルノーの新作「チタン」がついに配信されたので、不安と期待感が入り混じった状態で再生した。 なぜ不安と期待感なのか。 それは前作「RAW 少女のめざめ」の評価に繋がる。 色んな作品の要素やメタファーなどが入り混じっているのだろうけどあまり詮索もせず、シンプルに「女性としての成長」と「欲求」というものを人とは違う視点(カニバリズム)というもので表現しているのだけど、最後の最後には「これはファンタジーです」というも