見出し画像

渋谷系との邂逅 / 青春は残酷だ by GLAY

前回の記事はGLAYの最新配信曲「青春は残酷だ」がもう最&高!!だったので、触発されて書いたものでした。
なので今回はこの曲について、僭越ながら感想を。
ただ前フリのほうが長くなりました。すいません💦

渋谷系?なにそれ?

まず曲の中身について触れる前に私と渋谷系の出会いを。
GLAY一筋だった私。もちろん思春期の頃(90年代後半〜2000年代前半)はいろいろ吸収したくてさまざまな音楽を聴いていました。

しかし渋谷系なんてものは言葉すら知りませんでした。私の地元の函館市はド田舎の陸の孤島なもので、そんな都会的魔法的神秘的キラキラ✨オッサレーな文化は入ってこず、誰も聴いてなかったように思います。

そして上京し社会人となってからは音楽を聴く時間なんてどんどんなくなっていきました。クラブナンパをするために好きでもないUSのEDMを無理やり覚えたりしたくらいで…笑 完全にGLAYだけしか聴いていなかった。

しかし、5年ほど前にとある元DJとの出会いから渋谷系というものを私は知ったのです。今もその人からはたくさんの音楽を教えてもらっています。(大森靖子もその人から。彼女についてもたくさん語る予定です)

「小沢健二」

なかでも小沢健二にのめり込みました(現在進行中)。
彼の(特に初期の)曲は、わかりやすいみんなが知っている元ネタの曲が込められています。
それはパクリというよりは引用、オマージュ、リビルド、あるいはリメイクと言うべきものであり、とても心地よいものです。
その心地よい音楽に載せる彼の言葉、は真に迫るものがあります。

その小沢健二の楽曲で「さよならなんて云えないよ」というものがあります。「オッケーよ!」というライブでの掛け声が定番の曲です。私はまだライブでは聴けてませんので、コロナの収束を待ちわびています。

この曲のイントロのギターの音、なんか聞いたことありませんか?
ちゃららーら、ちゃららーらー っていうところです。
それはもう世界的に超超メジャーな元ネタがあります。



キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの「Black Or White」です。

すでに開拓が終わり未知のフロンティアがほとんど残っていない現代の音楽というものは、借りてきて再構築していくものになっているのだそうです。その中でいかに素敵に巧く借りるかみたいな。
私自身は音楽理論に明るくないので受け売りですけどねー!


本題 GLAYが渋谷系!?

さて、やっとGLAYに帰ってきます。
「青春は残酷だ」を聴いてみましょう。

ちゃららーら、ちゃららーらー!使ってるじゃないですか!!!

今私がハマっている小沢健二と同じ元ネタを、私のバイブルたるGLAYが使ったのは衝撃です。

V系として出世したGLAYと、渋谷系というものを知らしめた小沢健二は対極と思っています。
その2つが同じモチーフを使った。ほんとに素敵な邂逅です。
今度カラオケに行く機会があれば、私はこの2曲を続けて歌うことでしょう。


GLAYがMJからモチーフを持ってくるのは初めてな気がします。あるいは小沢健二からでしょうか?
この曲の制作過程の話は追々出てくるでしょうからアルバムの発売が楽しみです。
私が音楽音痴なだけで他にもたくさん引用あるよ!って方いたらぜひコメントで教えて下さい。

引用元 GLAY「青春は残酷だ」

街角 音楽に足を止めてはひとり
今にも"恋する二人"が流れてきそう

(ちゃららーら ちゃららーらー)

真夏の夜空かけたあの花火
僕らの精一杯の淡い恋を乗せ
今でも思い出してしまいそうな
永遠に不滅 青春は残酷だな


みんなが知っている懐かしいリフを使うことで、かつての恋を思い出す切ない思いに強いリアリティが与えられています。効果的かつおしゃれな引用。まだまだ進化するGLAY。大好き♥

今日も駄文失礼しました。
皆様もどうか楽しいMUSIC LIFEを!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?