見出し画像

キューバ人女性とのフッ軽旅

(ストーリーは前回の投稿から続いています)
実は大使館での待ち時間、行きたいお店を決めていた。しかし、私たちはとてもお腹が空いていた。(2時前)そのため近くのサイゼリアに行くことになった。

彼女はサイゼが好きらしい。そして日本食は苦手という。焼き肉だけは好物らしい笑!


彼女の国キューバは社会主義国で、食べるものがないらしい。彼女は相当疲れていたから、サイゼまでタクシーを使うと言い、到着までの間クッキーを食べていた。

私が「キューバと日本どちらのクッキーが美味しい?」と聞くと、日本だと言った。キューバにはそもそもクッキーなどのお菓子が少なく、その生活から抜け出すために人々はアメリカなどに移動して暮らしているらしい。彼女の家族もアメリカ各地に住んでいると言っていた。


この前スペイン語の授業で先生がその話をしてくれた。その為学んだことは本当だったのだと知り、勉強しておくことの大切さを実感した瞬間だった。



サイゼではチキンサラダをシェア。彼女はマルゲリータとスパゲティ、わたしはイカ墨パスタを注文。


彼女はわたしに「サラダは少ししか食べないからあとあげるよー」と差し出した。日本にはないノリで面白かった。今まで海外の人とご飯に行ったことがなかったから全てが新鮮だった。

世界中に愛される味なのでは?

サイゼリアで私たちはいろんな話をした。彼女はわたしと年が近いが娘もいた。

彼女が日本にいる理由は、夫の仕事先が日本だったからだ。(これまた旦那さんがすごい有名人で彼女も相当有名人だと知るのだが、ここで話せないくらいの人でとても興奮した)


そしてその後、彼女と東京観光をすることに。まず渋谷に向かった。渋谷スカイに登りたかったが受付が終了して断念した。

スクランブル交差点を歩き、109に入って彼女にとって人生初のプリクラを一緒に撮ることになった。

私も久しぶりに撮ったからよく分からず操作したが、新鮮で楽しかった。その後彼女は娘におもちゃを買いたいと言ったので、原宿に向かった。

おもちゃ屋さん

海外系のビビットカラーの店内で、少しレトロな雰囲気が可愛かった。しばらく経って彼女の飛行機の時間が近づいてきた。



原宿竹下通りを抜けることになったが、その間のお店が彼女にとってドンピシャだったらしく、いろんなお店に入った。時間がないというが、キティちゃんの娘のネームキーホルダーまで作って楽しそうにしていた。

激かわキーホルダー

マイペースなところもわたしにとって心地よかった。そして彼女とは電車の中でお別れすることに。本当に運命的な出会いだったし、これぞ一人旅の醍醐味だと実感した。

わたしはスペイン語が上手くないけれど彼女はとてもゆっくりと、丁寧に話してくれた。また、タクシー代やご飯代は彼女の奢りで、いろんなところから彼女の優しさ・親切さを感じた。


たとえ言葉が伝わらなくても何とかなるさ。と、留学前のわたしに勇気付けしてくれるような出来事だった。

彼女の人生初プリ






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?