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【京都】「花手水」発祥の寺へ

今年の6月も紫陽花を見に行きたいと考えて暫く。

梅雨入りを待ってからと思っていたら、今年は遅かった。今週で6月が終わる、急がねば。

何処に行こうかとあれこれ悩んだが、双子座の位置で生まれた月が巡っている。

SNSで話題・映えのところにツキがある。
だが正直言って、そのどちらにも興味が無い。


しかし、いつもと違う事をしたり、行った事のない所に行くのは、運気を動かすのにとても良い。

ならば、数年前から「紫陽花の寺」「花手水はなちょうず発祥の寺」として話題を集めている、かの寺に行ってみようと決める。

6/26(水)に柳谷観音やなぎだにかんのんこと、楊谷寺ようこくじ

山門

階段の中程の左手で、この矢印を見つける。空海の縁の寺であるのは知っていたが、えっ!役行者も?

マジか。古代の超人2人の名が揃う場所という事は、修行の場として確定ではないのか?

小さな滝の脇に

役行者像あった↑

嗚呼、素晴らしいところに来たのだ…と、急にバリバリにテンションが上がる。

山号は、立願寺


今でこそ、紫陽花や映え満載の寺で有名だけれども、元々ずっと目の病に御利益があると知られてきた平安時代に開かれた京都の西山の観音寺。

公式サイトに詳しく↓


山門を守るのは、雷神と

風神

眩し過ぎて、写真がごめんなさい



紫陽花ウィークの最終週(〜6/30迄)

山門をくぐって直ぐに受付。説明頂いた順路の通りに巡る。

正面に、本堂

本堂の中

写真NGで無いところに面喰らう。凄い


書院に向かうまでにあった花手水

スズメが可愛い

書院と、そこから眺む“浄土苑”に心を奪われる。

書院の脇にも花手水

書院を後にし、あじさい廻廊へ。

あじさい廻廊

この木の階段も素敵だった。

見た目ほど急ではなく、昇りやすい。


奥の院に到着

中には、二十八部像(観音様の眷属)

壮観。写真NGじゃないところが凄い


奥の院の裏のお庭には

映えるお地蔵様

奥の院から眺む景色

山深い場所なのだと再認識。



更に順路を進むと、フェリシモとコラボの「アンブレラスカイ」が見えてくる。


ここで、“♡お空のハート♡”の案内を見つけるが、

来るのが遅かったのだろう。これが精一杯。

世の無情を感じる。※批判ではありません


順路の脇には色とりどりの紫陽花達。

そのまま進むと


眼力稲荷大明神

『当山の鎮守(守り神)眼力稲荷大明神は、京都伏見稲荷大社から勧請されました。…(略)特に先見の明(心眼・こころの眼)を授けてくださるといわれております。眼力とは、激動の世に生きる素直な心を持ったすべての人々に最善の方向指し示す力であります。(略)…』と説明あり。

なんと素晴らしく有り難い…。宇迦之御魂神うかのみたまがみ様は、何処にいらしても尊い。

神仏習合の姿にもグッとくる。ご加護を賜りたく、お参りする。

※奥の院の裏にも眼力稲荷が在り

階段を上がった先に



お参りし、階段を降りたところで、

可愛い

本来は順路が違うのでは?と気付く。紫陽花ウィークの為だろうか?

とは言え、案内図の順路の通りに下りる。

あちこち色々と可愛い


降りた脇にも撮影スポット

撮り方がヌルい事、承知しております


この隣には、尻尾まで作られた龍と花手水と

弁財天様のお堂

やはり水の湧くところには、おられる。大好き


しかし珍しい祀り方で、弁財天様の前にドーンと淀君のお人形が座していました。淀君を拝むような感じに

ちょっとビックリしたが、お堂のエネルギーは弁財天様


弁天堂から下ると中庸門

本来はこちらから登るのが順路かな?と

紫陽花と花手水が目的なら、これで終了ですが。


ここは空海が祈祷を行った独鈷水どっこすいの湧く寺。

独鈷水とは
独鈷水(とっこすい、どっこすい、どっこんすい、おこうずい、など)は、日本各地にある湧水の呼称である。これらの湧水の多くが、空海(弘法大師)(場所によっては別の高僧)が、仏具の一種である独鈷を使って湧出させた、というような類似性のある由来を持つ。

Wikipediaより


こちらでは「おこうずい」と呼ばれてました。

龍ノ口の花手水を左手に見つつ、独鈷水堂に向かう。

映えスポットの喧騒から離れた場所に有り、

人はまばら。少しヒンヤリとして、他の境内とは温度も気もまるで違う。

静かで別世界

こちらでお参りして、

この木の蓋を開けて、中の独鈷水を汲むことができる。

持参した水筒に入れて有難く持ち帰る。とても美味しい霊水でした。



十二分に満たされ、帰ろうと山門に向かうと、夕刻も近づいてきたのに参拝する人が後を立たない。

アクセス便利とはお世辞でも言えない山深い場所に、若いお嬢さん達がこぞってくるのはとても素晴らしく、お寺も有り難いだろうなぁと思った。

山門からの眺め


やはり映えには興味が湧かなかったが、『霊験あらたか』には何度も胸がキュンとした。

千年を超えて此処にある。京都の西山も素晴らしい!

まだまだあちこちにお参りしたい。


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