私のバカンス2024:イタリアでの貴重な体験
会社員をしながらライフコーチとしての学びを続けているよしきょんです。
2024年の夏休みはイタリアに行きました。
と、すでに8月に出した記事ですでに書きましたが、その続きのお話を書きたいと思います。
Cascata del Toceで自然を楽しみ・・・
冒頭でお伝えしたCascata del Toceへは、到着の翌々日行きました。天気も良く、サイコーなお出かけ日和!
先日あげたNoteでお見せした三人の写真の場所で滝を見てから車を駐車場に残し、湖に向かっていきました。少し歩いて登ったところにある湖を一周しようとみんなで歩き出しました。しかし、大きな湖を見て、
と思いました。私は昔からインドア派で、もともと体力もないのですが、その上、大変な暑さで結構疲れてきていました。これ以上は無理だと思いました。
そうするとちょうどそこに木が作る日陰がありました。
と言われているような気がして、『私、もう無理。ここで休んでいるからみんなで一周してきて。』とお願いしました。フランチェスカ以外の4人は先に進んだのですが、橋が封鎖されていて渡れず一周することは断念して戻ってきました。木陰で再集合して、みんなでパニーニを食べ、のんびりしてから車まで歩いておりていきました。
コーヒー飲みたい!とかジェラート食べたい!とか言いながら、寄り道しながら無事帰宅しました。
まさか!
無事帰宅したんですが、すごく疲れてベッドにバタン!
眠いというのではなく何だか胸が重いような・・・。しばらくしても止まないので心配になり、スマホで検索。症状を入れて該当する病気がないか検索すると、心臓の病気であるかもしれないという結果・・・。
ところが、一晩休んでも胸にずしんと感じる重さのような痛みが消えず、フランチェスカにお願いして地元の病院の救急へ。
その日は8月13日。翌々日は8月15日でFerragostoというイタリアの祝日。会社や学校はもちろん、お店はほとんど休み。家族で過ごす日。日本のお盆のように家族や親せきが集まる家も多いそう。
そんな日でも、病気やケガになる人は結構いて、私以外にも10人ほどが待合室にいました。
やっと順番が来て診察してもらいました。
すると
なんと
心筋梗塞の可能性がある
このまま入院してもらう
この病院ではできない検査があるので手配でき次第転院して別の病院で検査をしないと最終の診断ができない
心の声の叫びが本当になってしまった!待合室では、診察が終わったら帰って、ナスのスパゲティ食べようね、なんて話していたのに、帰れない!!!
入院?
休暇予定は9日間だったので、予定の飛行機では帰れないのでは???
イタリアの公的医療保険に入っていれば国公立の病院は無償で治療が受けられるそうですが、外国人の私は当然有償ですよね? ひょえ~
しっかり者の私が再起動
イタリアではいつも世話焼きのフランチェスカに甘えっぱなしで、無力な子供となってしまう私なのですが、いつものしっかり者の私がむくむくと立ち上がってきて、心配かけてはいけないと冷静に対応していました。
フランチェスカも同じく、落ち着いたようすで対応してくれました。
診断してくれたのは、笑顔がすてきで聡明な感じの小柄な若い女性の心臓専門医。ドクターは英語で説明してくれますが、ちょっと説明が不足気味なのでフランチェスカにもイタリア語でも説明してもらい、内容に誤解がないか確認。何日すれば退院できるのかの目安も今は言えないとのこと。
必要なところに連絡を入れ、フランチェスカは入院に必要なものを取りに帰宅。私は検査をされたベッドのまま病室へ移動。ICUに到着。
最初の病院はその夜の1泊だけ。翌日のお昼ごろにさらに大きな病院へ救急車で転院しました。その日のうちに必要と言われていたカテーテルを用いる冠動脈造影検査を受けました。検査の結果、血管内につまりが見つかった場合は、ステントを使って血管広げる処置をしないとけないとも言われました。
結果は
『たこつぼって日本語でしょ?』とちょっと恥ずかし気に検査担当の先生がおっしゃいました。
なんだ? たこつぼって聞こえたけど、何々? と思いつつ、病室に戻ってから即検索しました。造影剤の影響で目がちかちかしている中、たこつぼ型心筋症について情報を見つけたもののしっかり読めず・・・。検査で疲れてそのままうとうと。
後に、いろんな方から説明を受け、日本でも診察を受け、私が自分の病気について理解したところは・・・
ストレスが誘因となるそうで、ショックな出来事などによるストレスがきっかけとなり、心臓の一部が縮んでしまい、たこつぼのような形に見えるのが名前の由来だそう。日本人の場合、地震のショックなどから発症する方も多いそうです。ちなみに、イタリア人の発症率は1%未満でごくわずかだそうです。
今回の私の場合は、身体的ストレスかなぁ。やっぱりあの滝への遠足は私にはきつかったのかなぁ。長旅の疲れもあったしなぁと思っています。
イタリア人になれ!
入院するとなって、フランチェスカからも、ちよからも同じアドバイスをもらました。
イタリア人になれ!
奥ゆかしい日本人ではダメ、嫌だとか、困ったとか、痛いとか、ちゃんと伝えること!イタリア人みたいに言いたいことを言うんだよ!
と言われました。
我慢しがちな私を見越しての愛あるアドバイスでした。
感謝!
即日に検査をしてくれたのでたこつぼと分かり、翌日にはER (Emergency Room)から心臓病の専門の病棟に移動しました。そこで2晩過ごしました。
そして、その週の土曜日に退院できることになりました。2つの病院併せて4泊5日でした。
やったー!うれしー!
湧いてくるのは感謝の気持ち!
まず、異国で入院となった私に毎日、昼と夕方の面会時間に会いに来てくれたフランチェスカに大感謝です。洗濯物を持って帰り、家族のように面倒を見てくれました。手続きもいつも付き合ってくれたので色んなことを不安を持たずに進めることができました。本当に感謝しています。
そして、ちよからもいつもやさしい言葉や具体的で有益なアドバイスをたくさんもらいました。ご主人がお医者様なので、医学に関する情報は頼りになり、その上とても親身なアドバイスでした。本当に感謝しています。
さらに、病院のみなさん、珍しい日本人の患者の治療に取り組んでくれて、ベッドやトイレなど色々お世話してもらって本当に感謝しています。
ちなみに、イタリアの病院も日本の病院とそんな大きな違いはなかったです。清潔で設備も整っていました。違いと言えば、白衣を着たドクターが私の知る病院よりは少なかったことくらいかな?
コーチング関連の方々にも感謝しています。クライエントさんにも、練習の約束をしていたコーチ仲間にも、私がコーチングを受けているマイコーチにも予定の延期をお願いしました。皆さん快く受けてくれ、併せて温かい応援メッセージをくれました。本当に感謝しています。
遠くの日本で待つ家族も、詳しいことがわからず、勝手もわからず、心配だったろうに、色々な想いは私に見せず吉報を待っていてくれました。本当に感謝しています。
そして何より一つの病を得て、これから健康により配慮しながら生きていけそうな気がするので、病気にも感謝です。コレステロールが高くなってきたぞーと注意せよと健康診断で言われても、なかなか生活習慣など改められなかった私ですが、こうなるとさすがに注意します。一病息災っていうんですかね。
本当に感謝で一杯です!!!
それから
手続き(お支払いや保険の請求のための書類の入手、代理人の設定など)があるので休暇は1週間延長し、翌週の木曜日の帰国にフライトも変更してありました。
しかし病院の請求書は間に合わず、実はまだ払っていません。こわい~
いつか、いえ、近々
旅先で病気になって散々だったのかというとそんなことはなくて、楽しかったこともあったし、おいしいものも食べました!
今回書ききれなかった美味しいもののお話はまた別の機会に書けたらなと思っています。
それにめったにできない海外での入院生活、食事も含めていつかレポートします!
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