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目指せ、四日坊主

今まで何かにチャレンジして、続かなかった経験はあるだろうか。日記、朝活、ダイエット。ズボラが板についてしまっている人は、毎日シャワーを浴びるのさえ難しいだろう。

私は習慣化が得意である。これと言って人に誇れる実績も、自己紹介でアピールできる特技もないけれど、習慣化においては一歩抜きん出ていると思う。

習慣化のコツとは何か。それは、忍耐力でもなければ根性でもない。何かを習慣化しようと思ったら、まずは習慣化できることか否かを見極めること。これが肝要である。私だって毎朝ベンチプレスはできないし、ランニングもきっと無理だ。それはなぜか?やりたいと思えないし、私にとってメリットがないからである。

では土日も休みも関係なく必ず毎朝6時半に起きるのは、やりたくてやっているのだろうか?答えはNOである。毎朝、もう朝か、まだ寝たい、という気持ちと闘いながらなんとか無理やり起きている。

育児におけるストレスTOP3に必ずランクインする寝かしつけをしなくて済むように、そして自分の子供が生涯円滑な睡眠ルーティンを築けるように。このメリットを享受するために、産院から退院したその日から、私は必ず6時半に起きるようになった。その結果、子供は毎日19時にはベッドに入るし、お昼寝をしてしまって寝つきが悪い日でも、親を頼ることなく自分で本を読むなり歌を歌うなりして自力で寝られるようになった。もちろん得られたメリットは子供の睡眠のみならず、充実した朝の時間や、週末のお出かけも開店攻めが苦ではないので有意義に過ごせることなどたくさんある。その実、子供が成長し、寝かしつけから解放される年になった今でも、多大なメリットを感じるので6時半に起き続けている。

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習慣化できるかどうかは、それを習慣化することによって得られるメリットに自分が魅力を感じるかどうかがキーになる。身体にいいらしい、憧れのあの人がしているから、なんていう生ぬるいものではいけない。コンプレックスのニキビを撲滅するため、ウェディングドレスをワンサイズ下げたいから、タバコ嫌いのかわいいあの子を落とすため、くらい自分でハッキリと言語化できるレベルに落とし込む必要がある。逆に言えば自分の中でさえメリットが明確化されていれば、他人に理解してもらえる必要はない。

得られるメリットがクリアになれば、次は環境づくりだ。毎朝日の出とともに起きたいのであれば、カーテンを開けたまま寝たり、コーヒーマシンのタイマーをセットして起きる動機を作る。ランニングを続けたいなら、目につくところにランニングウェアを吊るしておいたり、ランニングサークルに参加したり、定期券の範囲を一駅先からにしてしまう。とにかく思いつく限り、その行動を取りやすい、取りたくなる、取らざるを得ない仕組みや流れを考えよう。

そして実際に行動を始めてから大事はことは、とりあえず3日間続けみてようとすることだ。1ヶ月後や半年後も続けていられるだろうか?なんて考えてはいけない。実際、私も3日続いたものは大抵習慣化できている。逆に3日続かないものは習慣化できない。三日坊主は立派な習慣化のスタートラインなのである。四日坊主ができたならば、あなたの習慣化もほとんど成功したと言えるだろう。

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