【LUMIX Ability】「構図」の種類や特徴を解説!
LUMIXの機能やカメラの基礎知識をお届けする連載「LUMIX Ability」。
今回は「構図の種類と効果」について解説します!
構図とは
写真撮影における「構図」とは、「被写体が綺麗に見える画面構成」のことです。
人や物をどう配置するか、余白をどう作るか、など構図によって写真の印象は大きく変化します。
今回の記事では、代表的な構図とその特徴を、作例と合わせて5つご紹介します。
日の丸構図
日の丸構図とは、主体となる被写体を真ん中に配置するシンプルな構図です。
真ん中に主体を配置することで撮影者の意図も伝わりやすく、被写体の魅力を伝えやすい効果があります。
三分割構図
三分割構図とは、縦横2本の線を引いて画面を三分割し、線が交差する点上に被写体を配置する構図です。
スタンダードな構図で、安定感と収まりの良さが特徴とされています。
額縁構図
額縁構図とは、窓や通路、生い茂る葉っぱなどを額縁に見立てて被写体を囲む構図です。
額縁に囲まれた被写体へ視線が誘導され、被写体を目立たせる効果があります。
シンメトリー構図
シンメトリー構図とは、被写体を左右または上下対称に撮影する構図です。
建築物を始めとした左右対称の物を撮影する際に、バランスよく安定した写真を撮影することができます。
S字構図
S字構図とは、写真の中にアルファベットの「S」のような曲線を取り入れる構図です。
動きや奥行きを表現でき、滑らかな曲線が写真に柔らかい印象を与えます。テーブルフォトや曲がりくねった川・山道などで使用されます。
似たような構図で、写真の中にアルファベットの「C」のような曲線を取り入れる「C字構図」があります。
こちらは料理やお菓子の撮影でよく使用される構図で、食器の全容を写真に収めるのではなく、一部をフレームアウトさせることで「C」の形になります。
構図に関わる便利機能
最後に、構図を決める際に便利な機能を2つご紹介します。
写真グリッドライン表示
モニターやファインダー上に、構図を決める際の補助線である「グリッドライン」を表示する機能です。設定で表示するグリッドラインのパターンを変更できます。
フリーアングルモニター
LUMIX S5IIやG100など、LUMIXの一部の機種ではフリーアングルモニターを採用しています。ハイアングルやローアングルでも、モニター上で構図を確認しながら撮影できます。
今回は、【構図】について解説しました!
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