【四季×家族グラフィー】LUMIXで「物語のワンシーン」のような家族写真を撮るコツ
こんにちは。大切な家族の写真を撮り続けているフォトグラファーのMasayaと申します。
今回は、LUMIX S5で切り取った家族写真に併せて、私が撮影時に意識していることや考え方についてお話しします。
使用機材はこちら。
子どもの撮影にも使いやすいLUMIX S5
S5で家族写真を約一年間撮り続けてみて感じた、子どもを撮るのにS5をおすすめできる理由は以下の通りになります。
LUMIXはボタンやレバーで直感的に設定を操作できるので、届いたその日から説明書を見なくても簡単に操作できます。仕事や育児で忙しいパパさん・ママさんにもおすすめです。
光の捉え方と色の表現
春の写真と合わせて、光についてお話しします。
私の場合、子どもたちのコンディションにもよりますが、基本的に撮影は午後の日が傾いてきた頃にしています。その時間帯に半逆光、逆光で撮影すると画面に入り込む優しい光が写真の雰囲気をグッと良くしてくれるからです。
特に家族写真では、光の与える印象が「優しさ」や「温かさ」を感じさせてくれます。逆光時にも安定したAFで撮れ高を残してくれるS5には助けられました。
S5の色味は全体的にあっさりとして無駄な色付けが無く、「実際に目で見たままの色味」を写し出してくれている印象。
私の作風はどちらかと言うと彩度やコントラストが少し高めなのですが、LUMIXは不自然な色被りもなく色の再現度が高いため、イメージ通りのレタッチがしやすかったです。
「より自然な色の表現をしたい人」と「自分の世界観の色味を表現したい人」の、どちらのタイプの人にも使いやすい万能タイプと言ったところでしょうか。その点もとても有難かったです。
青空と入道雲の撮影の話
季節は変わり、そろそろ夏を迎える頃。青空と入道雲を背景に家族写真を撮影しました。写真の中に入道雲が写っていると、夏ならではの爽快な気分を味わえますね。
こちらの撮影では、家族には小高い丘の上に立ってもらい、私は丘の下から見上げるように撮影しています。105mmの単焦点レンズを使っていたので、画角に入道雲を入れるために家族とは距離をとって撮影しました。
また、この写真では奥行と写真全体の色バランスを良くするために、縦構図でかなりローアングルから前景の緑が美しい芝生を入れて撮影しています。ローアングル撮影ではフリーアングル液晶が大変使いやすく、この撮影でももちろん大活躍でした(チルト式の液晶だと縦構図のローアングルはうつ伏せ必須なのでw)
普段写真を見ていただいてる方はお気づきかもしれませんが、私は家族をローアングルで撮影する事が多いのでフリーアングル液晶は本当に有難い機能です。
紅葉と家族を物語のように
秋は一年で最も色鮮やかな季節。そんな秋の美しい景色と共に家族を撮影すると、どこで撮影しても「物語のワンシーン」のような瞬間を切り取れます。
私が家族を「物語のワンシーン」のように切り取るために普段から意識している事は、家族が"自然な仕草"を出来るような雰囲気を作る事です。
具体的には...
などです。これらの事をほんの少し意識して撮影するだけでも雰囲気はグッと良くなります。
また、このように家族の自然体の瞬間を逃さず撮影するためには、私自身もなるべく常に家族の表情や仕草に集中している事が望ましいです。
S5の信頼出来るAF性能や各設定をスムーズに操作できるボタンは、これらを可能にしてくれました。
美しい雪の中での撮影
真っ白で美しい銀世界。長野に住んでいてこの美しい雪景色と家族の写真を撮らない訳にはいきませんよね。
私が雪景色の中で家族を撮る時に一番気をつけている事は「雪の白飛び」です。
「雪は元々白いから白飛びしても同じなのでは?」と思う方もいるかも知れません。表現として部分的に白飛びすることはあるでしょうが、全体的に白飛びしてしまってはせっかくの雪の質感が損なわれ、雪景色の魅力が半減してしまい勿体ないと感じています。
上の写真では、夕日に照らされてキラキラと輝く雪の表面の美しさや、ほんの少しの雪の凸凹によって出来る影を魅力的に表現しました。
白飛びを防ぐため、私は撮影時に少し暗めに撮っておくように心がけています。ダイナミックレンジの広いS5では、多少暗めに撮影しても後でシャドウを持ち上げられるためなんら問題ありません。
室内でも家族を素敵に切り取る
一年を通して、室内や夜に家族を撮影することが多々あります。
基本的に子ども達は外でも家の中でも止まっていてくれないので、被写体ブレを防ぐ為にISO感度をそれなりに高くしてシャッタースピードを稼ぐ方法を選択しています。S5は高感度耐性も良いので気になるノイズもほとんど出ませんでした。
ちなみに、お子様がいらっしゃるご家庭ではケーキとロウソクの写真は一年に何回か撮る機会があると思いますが、その時におすすめの撮影方法を軽くご紹介します。
「ケーキにロウソクを付けて消す」というタイミングは絶好のシャッターチャンスなんですが、この時完全に部屋を真っ暗にして撮るとロウソクの光に照らされた顔だけが浮かび上がってしまいます。
そうならないために、部屋は完全に真っ暗にするのではなく何ヶ所か明かりを付けたままにしておくと、雰囲気を損なうことなく間接的に光量を稼ぐことができます。
ちょっとした事ですが、是非とも誕生日やクリスマスケーキの撮影で試してみてください。
家族写真とLUMIX S5
最後まで読んでいただきありがとうございます。
S5を使い四季を通した家族写真を残してみました。
このカメラは間違いなく沢山の大切な家族の物語を切り取る手助けをしてくれます。
こちらの記事では書き切れないほど、S5だからこそ切り取れたと感じる貴重な瞬間が沢山ありました。この記事を読んで少しでも気になった方には是非とも一度手に取って体験していただきたい、そう感じる素敵な魅力のあるカメラです。
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