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オランの森が危ない!今、インドネシア中が燃えている

昨年初挑戦したクラウドファンディング

皆さんからの温かいご支援のお陰で、オランの故郷ボルネオ島のジュルンブンに2ヘクタールの『オランの森』を誕生させることができました。

この『オランの森』は、大阪の『ウータン・森と生活を考える会』が橋渡しとなり、現地団体『Tanjung Lestari』に植林を依頼、その後のメンテナンスも彼らが担ってくださっています。


オランの森の看板(※2)


『オランの森』経緯
■2022年
 11月11日~2022年12月25日 クラウドファンディング
■2023年
 2月 2000本植林完了(※1)
 4月 看板設置(※2)
 5月 第1回メンテナンス 活着率92%(活着率の確認および下草刈り)
 8月 第2回メンテナンス 活着率93%
 8月 ウータン・森と生活を考える会代表ご夫妻現地視察(定点観測地に看板を移動)(※3)
 9月 インドネシア全域で森林火災拡大。消防活動サポートのクラウドファンディングスタート(ウータン・森と生活を考える会)


『オランの森』植林風景(※2)


先日『ウータン・森と生活を考える会』の近藤さんからメッセージを頂きました。

先月中旬に私と夫と幼い娘の3人でインドネシアに渡航して、オランの森を含む活動地を回ってきました。

オランの森があるジュルンブンという地域は、地元の環境NGOが2008年より植林などの活動しており、私たち自身も約10年間その変化を見守ってきました。

2015年に火災に見舞われて以降に植林した木々もぐんぐん伸びていいて、火災跡地が再び森になっていく様子をイメージできるようになってきました。

『ウータン・森と生活を考える会』代表ご夫妻が現地視察(※3)

写真に名前を示している木はそのNGOにより植えられたもので、高く成長している様子がみなさまにも分かっていただけるかと思います。

オランの森は、それらの木々の間を埋めて多様性を高めるかたちで植林しています。

それらの苗木はまだ写真では分かる程の高さではありませんが、いずれ看板の後ろに繁茂している草より高くなり、この一帯が森になっていく希望を感じられた現地訪問となりました。


このように、オランの森の嬉しいご報告と共に知らされたのが、『今、インドネシア中が燃えている』という悲しい現実でした。

現地でも雨がまったく降らない強い乾季が続いており、森林火災の被害が拡大しています。

オランの森の地域は今のところ安全ですし、協力団体のTanjung Lestariを中心に消防パトロールも行っていますが、別の地域では広範囲に森が燃えています。

とのことでしたが、下記地図をご覧ください。

『ウータン・森と生活を考える会』作成


なんと3.5㎞の距離まで、炎は迫ってきていたのです。

幸いなことに消防チームによって鎮火されたとのこと。
ありがとうございます!

そして何より大きなショックを受けたのは、火災が起こった場所を示している真っ赤な地図。

あの真っ赤に染まった中に、生まれたばかりの『オランの森』はあるのです。

現地の方がどれだけ頑張って命がけで消火活動をしても、次から次へと燃えているのです。


消火活動の様子(2019年)


消火活動の様子(2023年9月)


消火活動の様子(2023年9月)


でも、なぜこんなにインドネシア中で火災になっているのでしょうか?

熱帯林火災は、100%が人為的な理由で起こっています。

そして、
熱帯林火災と私たちの消費生活は、つながっています。

火災の背景には、私たちが日常的に使っている商品(パーム油)も密に結びついています。
それが気候変動へも大きな影響を及ぼし、グローバルレベルでの問題となっています。

日本に住んでいるのだから関係ない、なんてことは決してありません。
どうか知ってください。

オランの環境教室』で学んだキッズたちは知っているよね?
授業や、最後に伝えたオランのお手紙を思い出してね!

詳しいことは、ぜひ『ウータン・森と生活を考える会』のクラウドファンディングサイトでご確認いただき、よろしければご支援をお考え頂けると嬉しいです。


『オランの森』は、私の本『HOPE ~編み物でちょっと地球にいいことを~』の売上げの一部も寄付して誕生しました。
お買い上げくださいました方へ、心より感謝いたします。

今後も、紙の本1冊につき500円(サイン入りの場合は、サイン代100円も)を寄付し続けます。


私の大好きな一枚『オランの森』植林の様子(※2)


ぜひサポートをお願いします。私の制作活動や、オランと共に活動している「オランプロジェクト」の活動資金に活用させて頂きます。「Protect Our forest」さあ!あなたもオランと一緒に森を守り育てませんか?