見出し画像

友達に会いに群馬の高崎へ行った話(短文)

 大学時代一番仲の良かったNちゃんの実家に泊まらせてもらうことになった。Nちゃんの家は高崎にある。CHEMISTRY(以下、ケミ)の現場でもミュージカル『スリルミー』でもお世話になった高崎だ。ちなみに長いオタク友達であるRさんもNちゃんと最寄りが同じだ。なぜか高崎には縁がある。らるは去年は高崎祭りにも参加した。そのくらい高崎が好きだ。

 高崎に来て何をするかというと、ショッピングをする。らるの地元よりかは買い物する場所が多く、東京や神奈川の都会ほどはごみごみしていないため、売り切れも少なく買いたい物をゆっくりと見ることができるのだ。

 前日茨城の水戸でケミのライブを見て在来線で向かったため疲労困憊であった。小山駅での乗り換えの際、8番線だけ異様に遠く歩きながらRさんが「(渋谷駅とかでの)湘南新宿ラインかよ」と言ってきたのがじわじわきた。

 そんな感じで乗り換えの場所が遠かったりどれだけ電車の中で寝ても全然進んでなかったりと心配になっていたが、やっと高崎に到着。改札で Nちゃんと合流し、モントレー高崎でご飯を食べて元気を取り戻した。

 らるが高崎で一番美味しい食べ物やさんだと信じて疑っていないのが『ベッドフォードマーケット』である。どれを頼んでもハズレがない。生地が薄めのピザともっちりした硬めのプリンが好きな人はぜひ行ってみてほしい。あとオリジナルのドリンクが多いのでドキドキする。これもハズレはないのでチャレンジする価値しかない。

 そこから高崎OPAに新しくできた駿河屋であんさんぶるスターの斎宮宗と影片みかの中国限定缶バッジを見つけて大はしゃぎで買ったり、スピンズでヘッドドレスを買ったり、サンキューマートでキキララのポーチを買ったりと久しぶりに買い物をしまくった。ツアー中は生きることに必死のため、スターバックスのスタンプを貯める気力はあるが、それ以外なかなか買い物をしようという気にならない。それにそもそも、ライブ以外で地方の土地に行くことがないのだ。開放感しかない。どれだけUFOキャチャーが取れなかろうが、外の路上ライブが下手くそだろうが、全部笑い飛ばせるくらいの心の余裕ができる。

 夜ご飯として高崎まんじゅうを揚げた物を食べた。サクサクな中にふわふわのまんじゅうが入っており、ぎとぎとしておらず軽いためいくらでも食べられる。明日も食べて帰ると思う。

 電車に乗り、最寄り駅からNちゃんの運転でお家へ。Nちゃんのお家は屋敷かってぐらいでかい。部屋に通されたがここに今3人暮らしだと聞いてもったいないよ!!!! になった。移住していいですか?

 Nちゃんがお風呂に入っている間、Nちゃんのお母様とお話をしていた。らるが最近iPadの第10世代を買ったこと、明日雪が降りそうでやばいですねという話、どれも人柄が伝わる温かい笑みを浮かべながら聞いてくださったのだが、唯一「今日水戸から両毛線に乗って高崎まで来ました」と言ったところ「両毛線って乗る人いるんだ」と爆笑された。そんな線だったんだ。確かに1時間に1本しかないなーとは思ったけど。ここにいましたよ使う人が。

 それからはスイカゲームをやったり、Nちゃんがハマっているという宝鐘マリンちゃんの歌ってみたを聞いたりしている。マリンちゃんは昭和の名曲をたくさん歌っているらしく「真夜中のドア」と「め組の人」が良かった。あとは「粛清‼︎ロリ神レクイエム⭐︎」がかなり似合っており、Nちゃん曰く「ドラえもんのしずかちゃん的なロリを感じる」などと褒めていた。なるほど。

switchの上にお座りになる峰不二子ちゃん

 この通りNちゃんは筋金入りのオタクなので部屋にフィギュアやぬいぐるみがあり、峰不二子ちゃんのえっちなフィギュアに見守られながら、この原稿を書いている。かなり捗るため、らるも峰不二子ちゃんのえっちなフィギュアを買おうかな。1ミリも本編見たことないですが。

<おわり>

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?