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霊のおじさん、スーパーに行くの巻

おじさん(霊)と住むようになり、
こちらが認識したら、匂いとともに動いているのが
はっきりわかるようになった。

遺影の近くが一番香る。

スーパーに買い物に行った。
どういうわけか、売り場でおじさんの匂いがする。

霊って、家から出れたっけ?
家から出れる、外出できたっけ?

どういうわけか、霊は部屋から出れない、と
思い込んでいる(た)私。

なぜ、スーパーについてきているのだろう、と
疑問に思ってしまった。

しばらくして、
冷静に考えたら、おじさんのお墓は鹿児島。
そして、そもそも、フィリピンにいたので、
国境すら越えている(笑)

スーパーでは、欲しいものがあると、
いきなり甘い匂いを出して、
要求してくる。

サクマのドロップとか。
キャラメル、とか。
おせんべいとか。
チョコレートとか。

小学生なみのお菓子のオンパレードである。

とても、わかりやすい。
その当時、
あったのだろうな、と思うものばかり。

とりあえず、購入して、お供えする。

お供えの仕方は、匂いで愛でる的な事を
天音先生から聞いたので、
キャラメルもチョコレートも包装紙をはずして、
お供えしている。

お供えする時に、ありがとう、の意味で
匂いがぐぐぐっと強くなる。

コーヒーも好きで、毎日あげることにした。

スーパーでは、今も
食材を物色しているおじさんである。


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