ハッシュタグ「チェリまほ」って何?
今、巷を賑わせているらしい「#チェリまほ」がタイBLにうつつを抜かす日本女子の首根っこを捕まえる作品に出来上がりそうなのでレポートする。
まず「チェリまほ」とは、すでにその名前で親しまれている豊田悠さんのコミック「３０歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のこと。こんな略し方もあるのね。メモメモ。
すでに一部界隈では人気のコミックが、このたび赤楚衛二さん町田啓太さん主演でドラマ化。毎週木曜日の深夜にやっているドラマで1話目はすでに放送された。
とりあえずオンデマンドでも、TSUTAYAプレミアムでも1話目は無料配信中なので気になる人は何を置いても、いますぐ見て!(オンデマンドでは1話は15日まで無料配信)
ストーリー
20代を卒業し、いよいよ30歳になる安達清(赤楚衛二)。先輩から恋愛経験のないことをからかわれ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしいぞ」と都市伝説めいたことを言われる始末。
いよいよ30歳を迎えた当日、おめでとうLINEは寂しいものでいつもと変わらない一日を終える・・・はずだった。
ところが安達は、なぜか触れた人の心の声が聞こえるようになっていて、ついには何でも完璧にこなし女性人気も高いイケメン同期黒沢優一(町田啓太)の自分への恋心まで知ってしまうことになった。
要領が悪く、会社での評価はいまひとつ、冴えない日常に慣れきっている自己評価の低い安達を演じるのは赤楚衛二さん。
小栗旬さんや田中圭さんと同じ事務所所属。これまでドラマ出演もちょこちょこあり、何と今やイケメン俳優登竜門の仮面ライダー役までゲットしたことあると言う王道俳優人生ではあるけれど、今回特に序盤は寝癖が当たり前、頼まれると嫌と言えないやや気弱な童貞男子を演じていて文字通り冴えない。さあてこれは「愛されて化ける」タイプとお見受けした。
モテ男黒沢からの一途な愛を受けてどう美しく変貌していくかが見どころ!!
自分なんて・・・と思ってる子が、深く愛されていると知ったときの化け方は半端ないのよね〜。
そして仕事は完璧、分け隔てなく優しさを振りまき、イケメンでモテ男と言う非の打ちどころの無いエリートを演じるのは町田啓太さん。彼はお馴染み劇団EXILE所属の俳優さん。
この端正なお顔立ちで女性を夢中にさせると思いきや、心の中は安達への思いがあふれる純情男子。安達にだけ聞こえる心の声では、オフィス片思いの些細な喜びや胸の高鳴りをどストレートに表現して安達を翻弄する。この黒沢の一途に漏れ出る恋心が、このドラマ一番の醍醐味!
最初は自分の幻聴すら疑ってかかっていた安達だが、黒沢の心の声を聞くたびに、彼が自分のことをよく見ていてくれることに気づき思わず嬉しく思ってしまう。
1話目の終わりを暴露すると、残業のあと電車のなくなった安達を黒沢が自宅に誘うところで終了。
さて2話では、いよいよ2人の夜をどう過ごすのか、楽しみであります。
ここで一つ萌えポイントとしてあげるのは、
必死で心の中にしまっている恋心が、何とその相手にだけ伝わっている。
と言う事実。誰もが羨む完璧なイケメンが、実は同期の冴えない純朴青年に焦がれる恋心を抱いていると言うギャップ、そしてそれが純真な愛に溢れていると言う現実。ありがとう、世界!!
もうこれだけでご飯いけちゃいます、何杯かは。
心の声が聞こえてる、なんてことを言えない(言っても信じてもらえないだろう)安達くんは、黒沢くんの恋を一方的に知ることになり、その気持ちが嬉しいのと戸惑い半々で、魔法の中にいる安達はどうしていいのかわからない。
一方的に愛をささやかれることになる安達と、相手に伝わっていることも知らずに純粋に思いつづける黒沢との恋の行方、一体どうなるのか。
ここに拓殖という謎の人物が絡んでくる様子。彼は恋愛小説家ということなので、今後安達くんの恋の指南役として何かしらの手助けをするのだろうか、それとも・・・
一方は片方が好きだけど、片方は可愛い女の子との交際を熱望している、という点ではタイBLの王道中の王道、日本のブームの火付け役的な役割を担っているポップなBLドラマ「2gether」のSarawatとTineに近い。(なお記事中のYouTubeのリンクは日本での有料配信が開始されたと同時に視聴不可になった。こういうことが起こってしまうのがタイドラマ!とにかく見れる時に見ておこう)
Sarawatに愛されるTineがどんどん美しく変貌していったことでファンの心は見事バッサバサと斬られまくって、沼からの脱出を不可能にしたことで有名。ぜひ赤楚くんには「愛されて美しくなっていく」過程を存分に体現してほしい。
人気のおかげで二人セットのお仕事が多いBrightくんとWinくん。2ショット動画・画像がUPされるたび、二人の仲睦まじさ(恋人み)を証明するオタク検証つぶやきがアップされかなり賑わう。日本もこのくらい盛り上がってくれると、妄想膨らんでドラマにも好影響だと思うんだけど・・・そこまでの供給が一般化していない日本俳優界隈。
深夜だし、二人とも本格派の俳優さんだし、日本中を虜にする仕掛けをつい期待してしまう。タイにうつつを抜かしている私をぜひメロメロにして欲しいものだ。希望を込めて。
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