Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑥
2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお思いのまま書き綴ったところ13000字を超す長文となったためいくつかに分けてお届けする。
ここで話題は、入口で配られたカイロに及ぶ。
実はライブ会場の入口で、帰宅の混乱を避ける意味もあり、会場の出口を図解したものが配られたが、そのチラシに同封されていたのが小林製薬の桐灰カイロだった。そう、信じられないことにドームに集まった人全員にカイロが配られたのだ。
実は追加公演を発表した際、3月はまだまだ冬であることが予想された札幌。「まだ寒いだろうな、みんなにカイロでも配る?いやそれやる予算あるなら演出に使いたいよね」などというトークがあったらしいが、それがなぜか小林製薬さんの耳に入り(社員にファンがいるとか?)ドームの方全員に配りましょう、と提供してくださったらしい。
何と素晴らしい取り計らい。小林製薬さん、この御恩は忘れません。
ただ、2023年の札幌は例年に比べても気温の上昇が早い段階から始まっていて、札幌の街中はすでに雪など跡形も見えないほどだった。温暖な地域に住む私からすると、降り立った札幌の地はとてもとても寒くて耐えられるか不安であったけれど、雪がないのは幸いした。
帰り道はぐっと気温が下がる時間帯ではあったが、ライブで熱されたことと、地下鉄までの道のりを早足で進んだこともあり、カイロの出番は残念ながらなかったけれど、小林製薬さん、その名はしかと記憶に刻みました、カイロと言えば小林製薬の桐灰!
などと語っているうちに鳩ポッポ再び。
さてここからはバンテリンドームツアーからだろうか、これまた恒例になりつつある「髪の毛お直しタイム」
先ほど披露した楽曲「Dance Dance Dance」ではフリのレクチャーをした着ぐるみから、帽子にTシャツ、パンツというシンプルな衣装に自分でお着替えをするのだが、全てNissy自身がやるため(その場では捌けない)、髪は自身が手鏡でチェックするのみ。ファンからだろうか、見ていたスタッフからだろうか、とあるツアーで髪型がちょっとおかしい、との指摘があり次の曲に行く前に一旦捌けたところから始まったプチコーナー「髪の毛お直しタイム」。
ちょっとだけ捌けて髪を直してもらう間もマイクを離さず、バンドメンバーとコーラスと息の合った掛け合いを繰り広げつつ、Nissyは髪の毛を直す、というテーマで即興の歌詞で歌い場を繋ぐ。そのメロウな歌声はドーム全体に甘い時間を届けるのだが、ステージにはいないNissyが声だけ届けてくれる至福の時間にしばし会場全体がうっとりする。
この髪の毛直しSongも、ライブ後半からは恒例のようになってきたが、毎回「いや今のままでも充分格好いいんですが」という声にならない突っ込みが浮かぶ。ただ、髪の毛を直す即興歌は毎回素敵だし、贅沢な時間であるので特に異論はない。
髪型も整ったMC開けに披露されるのは、最も最新の楽曲である「I Need You」
そして、自宅で自粛を余儀なくされた時に作った「僕にできること」へと移る。
「僕にできること」では大きなスクリーンにNissy直筆の歌詞が並んだ。その期間、会場に集まった誰しもがあの頃の出来事を思い出していた。Nissyの歌声を耳にしながら、少しだけ過去に意識を飛ばし、そして改めて今、この場にいることの幸せを噛み締める。
⑦へ続く
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