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優しいこころ

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人の心のやさしさ、いたわり、悲しみなどなどをテーマに詩を書いてみました。どうぞ心の薬にしてください
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#生き方

「駄菓子屋さん探し」―詩―

子どもの頃 住んでいた町 駅近の 路地裏街は  すまし顔の通りに 衣替えしてた 昔の自分が…

立山 剣
3日前
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「子供の魔法の玉手箱」詩ー青ブラ文学部「魔法の言葉」企画参加

親子で歩く クヌギ林 大きな落ち葉を 見つけると 「これ ミッキーさんの お顔の形」 てん…

立山 剣
2週間前
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「母さんのまな板」ー詩ー

母さんは 軒から 落ちる 雨だれのよう 雨の日に 繰り返される しずかな 小言 母さんは …

立山 剣
3週間前
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「魔法の呪文」―詩―

母さんの言葉は たんぽぽの 綿毛のよう 風に乗り 春のぬくもりを 心に届けてくれる。 いたず…

立山 剣
1か月前
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「トリコロールのレストラン」-詩―

母さんの お気に入りは トリコロール(三色旗)の 旗が 風に揺れる  シックな佇まいの イタ…

立山 剣
1か月前
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「戻って来てよ」―詩―

カナカナ ひぐらし 夕焼けに 鳴いた 戻っておいでと さみしく 鳴いた 夏は 振り返らずに …

立山 剣
1か月前
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「アルバムの中に生きてる」ー詩ー

母さんは いつもどこかで 見守ってくれてる アルバムの 写真の中では 恥ずかしそうに 笑ってる 四人姉妹の中では 母さんが一番 奇麗だった 「坊や お母さんに似てないね」と よく いわれてきた・・・ 僕は デコボコのジャガイモ顔した 子どもだった 学校からの 帰りが遅いと 裏木戸を 何度も開け閉めして 子どもの 名を呼ぶ 「全くどこで 遊び呆けてるの! 帰ってきたら お父さんに  拳骨してもらうから・・・」と あちこち ウロウロ歩きを 繰り返す 娘時代は 宝塚に憧れてい

「父さんごめんね・・」―エッセイー

天国に 行ってしまった 父さんに どうしても 謝りたいことがあります このnoteを 父さん 雲…

立山 剣
2か月前
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「世のため 人のため」―詩―

父さんが 酔うと いつも 言ってた言葉がある 「世のため 人のために やるんだよ」 「坊 …

立山 剣
3か月前
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「カタツムリの不思議」―詩―

塀の上の カタツムリ 家を背負って 重くないの ? 引っ越しが 面倒だから 家を担いで 動…

立山 剣
3か月前
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「涙の種をまく」-詩―

誰が 涙の種を 育てているの いつ 涙の種を まいているの 命のはかなさに 天に涙する 我…

立山 剣
4か月前
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「友を悼む」―詩―

君は ボクを置き去りにして 急に 旅立ってしまった 夏の湘南の 風の心地よさを 男二人で …

立山 剣
4か月前
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「君に届かない」詩―青ブラ文学部企画参加作品

おばあちゃんは  口数 少なく 常に 手を動かして 仕事をしていた ボクを とても可愛がっ…

立山 剣
4か月前
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「想い出の柱傷」詩―子供の日#シロクマ文芸部

ボク 鯉のぼり 立てたいなぁ ママは マンションだから とんでもないと そっぽむく パパは う~ン 鯉のぼりか~と 空を 見上げる 里山の 川の上には  毎年 色とりどり鯉のぼりが 大きな口で 風を食べながら 泳ぐ どれも 生きているよう ジイジは 巻き尺を手に 背丈を 測ってくれる ジイジの家には 傷だらけの 太い柱が ある この家に 住んだ人たちの 命の記録が 刻まれてる 一番背の 高い人は ジイジの お兄さん 飛行機乗りで 南の海で 戦ったそう ボクも 大きくな