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母さんの手は いつも かさかさ 米ぬかを すりこんでは これで 治るわ!というのが 口癖だ…
彼は「希望の星」として 歩き続けてきた 定年すると 神保町の 喫茶店で ウィンナコーヒーを…
おばあちゃんの反対を押し切って 家族会議で 犬を飼うことになりました ブリーダーさんの犬…
眠れぬ夜は 羊を数えます 羊が一匹、羊が二匹。 数えていると まれに おお兄さんが 酔っ払…
小ぬか雨は 静けさの ベールのように 森の小道を 覆っていく 前を 行く人の 後ろ姿は 影絵…
手ぬぐい坊主 作ってと お風呂で せがむ 幼い子 坊主を つぶす 小さな手 「あぶく お手…
懐かしい 曲を聞くたびに 天に召された 父さんの かすれた 歌声が 耳に帰ってくる ビールを 飲みながら よく 一人で 歌ってた ボクは お酒臭くて いつも 逃げ腰 ボクを 膝にのせて 雨の糸のように つぶやき色の 声で 寂しい歌を 歌ってた 普段は 仕事が忙しくて ほとんど 顔を合わせることが なかった いつか 僕が 「父さんは いつも いないじゃないか!」と 言ったら とても 悲しそうに フッと 笑ったね 今 自分が 子供から 同じ言葉を 言われて 父さんと
子供のころの 想い出は 観音様の お祭りだ 押すな押すなの 人込みを 肩車されて 進んでく…
パパが 由比ガ浜で 照れながら プロポーズを してくれた時から ママは 坊やが 来てくれる…
小さな命は 広い空を越えて 初雪と一緒に やってきた。 街は 何処もが 白いベールに覆…
三月は ひな祭り 母さんが 大好きな季節 ひな祭りの唄を 口ずさんで 古びた ひな人形を …