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移民はシアワセか・多文化社会はシアワセか

昨日、退勤後に、車のタイヤ交換(冬タイヤから夏タイヤに履き替え)のために近所の◯ートバックスに行きました。

18:15からの作業予定で、18:00過ぎにお店に入って車を預けました。
小一時間で作業は終わり、店内アナウンスで呼ばれてピットに行きました。

整備士さんはアジア出身とおぼしき、Hさんという青年でした。前回、冬タイヤにしたときも整備士さんは外国の方で、フィリピン出身のEさんという方でした。

今回の整備士Hさんも、前回のEさん同様、慣れた様子で「ボルト締めの最終確認をご一緒にお願いします」と言って、手際良く4つのタイヤのボルト締めを見せてくださいました。
作業がすべて終わり、書類を受け取ったところでわたしが
「ありがとうございました。前回はEさんという方に作業をしていただきました」
と話したら、Hさんはパッと顔を明るくして、
「Eは、私の兄です!」とおっしゃいました。
Hさんは「自分はまだ研修生、やっと2ヶ月、日本語がムズカシイ」と明るく話してくださいました。
「うわあ、日本で働いてくださってありがとうございます!がんばってください!!」とお伝えし、素敵な笑顔のHさんに見送られて帰りました。

帰路を運転しながら、故郷を離れて異国でがんばって働いてくださっているEさんHさんに感謝し、応援したい気持ちでいっぱいになりました。
その一方で、
「なぜEさんHさん兄弟は、わざわざ日本に来て働いているのだろう?」
と考えました。

まあ、そりゃもちろん、
「日本で働いた方が、フィリピンよりカネになるから」
でしょう。

でも、ではなぜ、日本のほうがカネになるのでしょう・・・?
日本の人だってフィリピンの人だって、みんな一生懸命働いていて、なまけているわけではないでしょう。それなのに、同じ労働でどうして稼ぐカネに大きな格差ができるのか?
日本人は、夕方18時すぎに働いてくれる日本人整備士がいないからって、アジアの人を使うんだ・・・。何様なの、日本って・・・・・。


それに、たとえ多少カネの払いがいいからって、故国から遠い日本で働いて、EさんHさんはシアワセなのだろうか・・・。

EさんHさんが結婚して子どもが産まれたら、わたしの勤務するような小学校に入学してくるだろう。
そしたら、教室内の子どもたちは、今回改定された教科書のイラストのように、ルーツいろいろの多様な子どもたちで構成されるように、本当になるんでしょうね・・・。

教室は、まあそれでも回るとして、地域の神社とかお祭りとか、伝統的に日本の地元民がやっていたことは、今後どうなるんだろう・・・。
地元の店なんかも完全に廃れて、EさんHさんの故国と直接関係のない、グローバルショップのマクドナルドとかスタバがさらに増えるんだろうな・・・。


それって、移民として来る人たちにとっても、受け入れる側の人たちにとっても、ほんとうにシアワセなことなのかなあ・・・。


つらつら考えた、週末金曜日の夜でした。




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