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フランス詩を訳してみる

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2019年7月の記事一覧

ユゴー「明日、夜が明けて」(フランス詩を訳してみる 8)

Victor Hugo, Demain dès l'aube (1847)

明日、夜が明けて、野が白く染まりはじめたら、
僕は出かけよう。きみが待っているのが分かるから。
森を越えて、山を越えて、僕は行こう。
これ以上きみから離れてはいられないから。

僕は歩くだろう、心の内だけを見つめて、
外のものは何も見ず、何も聞かず、
ひとり、知られず、身をかがめ、手を組んで、
悲しく、昼も僕にとっては夜

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エリュアール「ここに生きるために」(フランス詩を訳してみる 7)

Paul Eluard, Pour vivre ici (1918)

僕は火をおこした 青空が僕を去ったから
火をおこした 友達になるために
火をおこした 冬の夜に入るために
火をおこした よりよく生きるために。

その日が僕にくれたものを 僕は全部火にあげた、
森と 茂みと 麦畑と ぶどう畑と
巣とその鳥と 家とその鍵と
虫と 花と 毛皮と 祭りを。

僕は生きていた はじける炎の音だけを聞い

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