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【日本沈没 3話】経済か人命か―


『日本沈没』3話を視聴。

いよいよ本編に入ってきた感があって面白くなってきた。

そんな3話を見た感想をまとめたい。

▷自分の命 or 国民の命

前回の予告であった通り、今回はテーマとして

経済か、人命か。

を天秤にかけていた。

これに対し、副総理や多くの会議参加者は経済を選択。というよりは、確証のない関東沈没を信じるまでに至っていない感じ。

田所説を信じ万が一に備える天海は、最優先に考えるべきは人命だ!と訴えていた。

経済か人命かの二択は隠喩で、実際には

自分の命か、大勢の他人の命か。

の選択だったように感じる。

・自分の首のために黙るか
・大勢の命のために確証のない関東沈没を発表するか

こんな構図だった。

▷天海と椎名がタッグを組む。

今までは政界の中で天海が一人で戦っていたんだけど、今回の話で少し進展。

ジャーナリスト椎名(杏)の方も権力に負ける展開があった。

関東沈没の可能性が高まっているにも関わらず政府が発表しないことを知った椎名は週刊誌で国民に知らせようとする。

しかし、最終的に記事を出すには上の人間である編集長の許可が必要。

ここで編集長は政府の報復を恐れて、記事を出さずに黙ることを決める。
危険な物には触れないという選択をした。

天海も椎名も自分の中の“正義”、守るべき多くの命のために戦っているのに、結局は権力に負けてしまい自分の非力さを実感。

▷失うもの、守るもの。

上の人間は多くのものを持ってしまったがために(権力、立場 etc...)失うものが大きくてどこか保守的。

天海も1.2話までは家族がいて、自分にも守るべき1番大切なものがあった。

離婚を告げられ守るべきものがなくなった天海は自分の正義のために進むことを決意。
→回り回って天海が1番守りたい家族の命を守ることに繋がる

っていう展開が予想されるし、このドラマが伝えたいことだと受け取った。

▷言葉の重要性

3話で印象的だったのは、人が放つ言葉について。

天海が、
「このままでいいのか」
「動かなくてはいけないんじゃないか」
って悩んでる時にふと頭をよぎる言葉たち。

・父が昔語ってた言葉。
・椎名からの「このままでいいんですか、あなたは動かないんですか」という言葉。
・田所博士からの「これからどう動くかは、君自身が決めろ」という言葉。

結局最後、人間は感情で動く生き物。

なにか大きな一歩を踏み出させるときに背中を押すのは“誰かからもらった言葉”なんだなと実感。

言葉は後からジワジワ効いてくる。
その時に伝わらなくても、思ったこと伝えたいことを
できる限りの自分の言葉で伝えることが大切だなと教えてもらった。


それにしてもいつ関東沈没するんだろう。。。

ではまた4話の後にお会いしましょう😶

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