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【3分で読める#37】鍋とカレーとお好み焼き

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鍋と
カレーと
お好み焼き

ぼくはこの御三方を救世主と呼んで、全幅の信頼を寄せている。もう信頼を通り越して依存してる節もあるかも知れない。

一体何を言っているのだ?とお思いだろう。晩御飯の話だ。
もしユーが夕食のメニューに困ったら、とりあえずこの御三方のいずれかの力をお借りすれば、もう今晩の宇宙の平和は保たれたも同然である。今日はそんな救世主様のスーパーパワーを広く知っていただくために、この記事を書いた次第だ。
(これ以降わたしのズボラっぷりが随所に発揮されるが、お許しください。)

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ぶち込みが最強

まず、この方々の素晴らしさとして、全員がぶち込み系料理だということがあげられる。鍋もカレーもお好み焼きも、とりあえず冷蔵庫の中に余っているものをぶち込んでおけばそれなりの美味しさになる。ここがスゴイ。
もう思考停止で食材を切って入れるだけ。お手軽すぎて涙が出る。いつだったかカレーに余ったキャベツと肉じゃがをそのまんま入れたらめっちゃ美味しかった。しかもお手軽に野菜も摂れちゃってる。そういうところが素晴らしい。


決め手が最強

料理にはたいてい「味の決め手」なるものが存在する。たとえば、煮物だと醤油・酒・砂糖・みりんのバランスなんかが決め手になると思うんだけど、この御三方の味の決め手はマジで最強すぎる。
鍋はスープの素!カレーはルウ!お好み焼きはソース!もうね、決め手が潔いから味付けでまずミスらない。しかもそれぞれの決め手はスーパーにやたら種類豊富に売られているから、あんまし飽きもこない。ありがたやーありがたやー。


余っても最強

いくら美味しいものでも、時折り作りすぎて余らせてしまうことがある。そういう場合は翌日も同じものを(ぼくひとりで)食べたりするわけだが、この御三方場合は余ったとしても安定感が違う。
鍋は米を入れて雑炊!カレーはうどんを入れてカレーうどん!(お好み焼きはちょっとどうしたらいいか分からない!)みたいな、リメイクと言うのも恥ずかしいような超絶微変化を加えることで「違う料理ですよ!」的なノリを醸し出して翌日の食卓に出してしまえる。しかも平然とだ!

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そういう訳で、ぼくのうちでは木曜はカレー、金曜は鍋と、先発ローテーションが決まっている。木金で冷蔵庫に残るすべての食材に救済を与え、土曜日に買い出しに行くという寸法だ。

あぁ素晴らしきかな鍋とカレーとお好み焼き。
これからも一生お供いたしマッスル。


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100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。