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【3分で読める#21】ゆで時間7分という罠

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最近、おれは気付いたことがある。
それはコイツだ。

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行きつけのスーパーで買ってきた 500g 98円という激安パスタ。パスタソースと合わせればそれだけで美味いという理由から、わが家の昼食のど定番だ。ど定番というか…

むしろそれしか出てこない。

子どもたちからは「またスパゲティ?」と言われるが、そんなことおれは気にしない。昨日は濃厚チーズ味、今日はカニトマトクリーム味なんだからもうほとんど別の料理という認識だ。

なんなら今日はサービスでベビーチーズをトッピングでつけてやろう。ほら、昨日とは完全に別の調理だ。


話が逸れた。
おれがこのスパゲティの何に気が付いたかだ。

もう一度、上の写真を見てほしい。節穴として有名なこのおれ様の目でも、さすがにはっきりと見える、ミドリ地に書かれた「ゆで時間7分」の文字。料理は手抜k…スピーディにしたいのに、こういうところはしっかりやるのがおれだ。子どもたちの食べやすさのことも考え、

タイマー8分セットして茹でる

茹で上がったらパスタソースとグチャっと混ぜて、子ども用の皿に盛り付ける。さすがにタンパク質が足りなそうなので、ちくわとかツナとかサバ缶をトッピングすれば完成だ。

我ながら完璧すぎる!と思って食べてみると、なんかさ、いつもパスタが妙に硬いんだよね。アルデンテじゃね?と言われればそうなのかもしれないが、いやいや「ゆで時間7分のところを8分茹でてるんですが?」とゆで時間担当者に詰め寄りたい。

ははーん。あれか?「メイドインイタリア」だからか?たしかにイタリア人てそういう細かいところをあんまり気にしなさそうなイメージがある。

ユデジカーン
イップンクライ
イイジャナァーイ!

とか言いそうである。まぁぶっちゃけ1分くらい良いんだけど、子どもたちが腹が減って殺気立っている時に限っては、この1分が命取りになることがある。これは育児経験者ならわかってもらえるハズだ。

そういう訳で、今日もおれは悩んでいる。
9分茹でるか、8分にしとくか。


注:イタリアに行ったこともないのに猛烈な偏見が入っていることをお許しください。イタリアの人って寛容・陽気っていうし、マジで友達になりたいなーと思ってます。


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100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。