見出し画像

へたくそだけど、本音を伝える①

今週3人の人と話し合いをした。

1人目は月曜に。
お金関係の問題で、自分がずっと黙って飲み込んでいたことを話した。
ぶっちゃけ、もう会う事もない距離にいるし、
今後関わらなければならない理由もないので、
「もーいいや」となかったことにしようかと何度も思った。

私が人に自分の気持ち(本音)をなかなか言えない理由は
「波風立てたくないから」だ。
嫌な思いをさせたらどうしよう、嫌われたらどうしようということを
気にしている。
では、言わずに自分の本音を飲み込んでいる場合どうなるかというと、
現実世界では何の波風も立っていないが、
心の中では不信、不満、恨み、恐れが渦巻いている。
それは次第に風船のように膨らんで、自分を内側から刺すとげになる。
消化されない私の思いや言葉は毒になる。
その結果、相手と心の中で距離を取る。
言わないでいたって、相手との関係が離れていく(壊れていく)ことに
変わりはないのだ。

以前友人が、こんなことを言っていた。
自分の気持ちを攻撃的に相手に伝える人は
「人間関係焼き畑タイプ」
関係を壊してそこにいられなくなる人だ。
じゃあ言わない人がいいかというと、本音を打ち明けない人は
ガマンしてガマンして最後黙って去っていくので
「人間関係逃げ畑タイプ」
どちらも、人間関係を継続できないことに変わりはない。

だから、今回は自分の中で渦巻いて毒になってしまうより、
話をすることにした
その方が健康的な行動だと思った。

こういうことがとても苦手な私は、話し合いをする前に
紙に自分の思いを書くようにしている。
「何を伝えたいのか」
「どうして伝えたいのか」
「大切なことは何か」
争いたいわけではない。
攻撃したいわけでもない。
大切なことは、自分の思いを相手に伝えること。
それを相手がどう受け止めるかは、相手次第である。

二ーバーの祈りというものがある。
「私にお与えください。
変えられないものを受け入れる落ち着きを。
変えられるものは変えていく勇気を。
そして、二つのものを見分ける賢さを」

私に変えられるのは、
いつも「自分が我慢すればいい」と飲み込んだふりをして、
結局ずっと苦しんできたこれまでの生き方だ。

変えられないものは、
相手が私の話を聞いてどう思うか、どうするかだ。

自分のやれるだけのことはする。
そしてあとは「なるようになる」と委ねる。

話し合いの時、なれていない私は、
いつもの癖で「私も悪いんですけど・・・」と
自分を下げて言うことが何度かあった。
「攻撃したいんじゃないですよ。争いたいんじゃないですよ」
と示したいだけなんだけど、その方法がまだまだへたくそだ。

話し合いの後、友人から
「100点なんてないよ。
話し合いをした自分を褒めてあげて」
と言ってくれて気持ちがすごくラクになった。

何だって、練習して、失敗して、転んで、立ち上がって、上手になる。
最初から上手になりたくて、へたくそな自分をすぐジャッジして
落ち込んでしまうけど、
「よく頑張ったね!」
と声をかけよう。

1人目にチャレンジしたことが、
2人目、3人目と話し合う勇気になったのだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?