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ゲストハウスで無給で12時間働かされていた話

最近リゾートバイトや、ゲストハウスでのスタッフなどの
求人を調べている。
それに伴って、あることが思い出される。

ずっとこのことは心に引っかかっているので、
文章にすることで少しでもそれが軽くなるといいなと思って書いてみる。

数年前に、ゲストハウスでヘルパーをしてみることにした。
ヘルパーは、住み込みで家賃・光熱費・場所によっては食費も
かからない&その分だけ無給で働くというものだ。

今色んな求人を見てみると、週4日、1日4時間程度とうたっているものが多い。
住み込みと言っても、ゲストハウス内の一室だったり、
場所によってはドミトリーの1ベッドということもあるのだから、
客観的に考えても1日4時間が妥当だと思う。
それ以上働かせて無給はちょっとどうなんだ・・・。

zoomで面談をして、すごく感じのいいオーナーだったので、
そこに決定していざ出発。
確か最初の話では1日4時間ほど、週4日ほどという一般的な話だったと思う。
その時に、
「旦那が飲食店をオープンするので、オープン準備を手伝ってもらう可能性もある。日によって、ゲストハウスか飲食店のどちらかで働いてもらう」
といった話だったと思う。
いやーこれが地獄の始まりだったとは。。。

最初の1週間はすごーく楽しく過ごしていた。
当初聞いていた通り、4時間ほど宿の清掃などをして、
それ以外の空き時間は散歩をしたり、近くの温泉に行ってゆっくり過ごしていた。

ところが、2週間目になると、オーナーの旦那さんのオープン準備が
当初予定より遅れている&なかなかバイト生が見つからないということで、
そこにガンガンに巻き込まれるようになった。

朝は宿の仕事。午後飲食店のオープン準備。
そして、夕方にまた宿に戻ってチェックインやら。
さらには、夜は宿に併設しているレストランの手伝い・・・。

後半は12時間くらい働いてたんじゃないだろうか。
しかも無給・・・。

今書いていても、そんな扱いを受けていたことが悔しくてたまらない。。

それでもあの頃の私は、ノーが本当に言えない性格だった。
それに加えて、次の理由でその状況を受け入れてしまっていた。

・県外まできていること(簡単に地元に帰れない)
・住み込みの部屋はゲストハウス内なのでオーナー夫婦と気まづくなるとかなり辛い
・車移動必須で、常にオーナー夫婦と一緒なので、自分だけ部屋に帰るとか無理
(結果、オーナー夫婦と同じだけの過重労働に付き合わされていた)

バイト生が
「お疲れ様でしたー。え、この後まだ働くんですか?」
と言いながら去っていくのをいつも辛い思いで見ていた。

普通に考えて、
「言ってた話と違う!!!!」
ってことなんだよね。
それを言えばよかった。
でも、その時はそれができなかったんだよねー。。。

ある日、地元の友達にこのことを電話で話していて
心底ヘトヘトで、もう嫌だ―・・・
と思っている自分に気づいた。

そして、「やっぱりここを出よう!!!」
と思い立った。
ハッキリ言うことはできなかったので、
その日の夜にオーナーに
「体調が悪い。住み込みだと他のお客さんもいるので気が休まらない。
明日のバスで帰ろうと思います」
と話した。

オーナーは
「ゲストハウスの仕事は大変だからねー。。仕方ないねー・・」
と言った反応だった。
心の中では
「いやいや、ゲストハウスの仕事だけならできたよ!?
今やってるのは2か所での仕事、2倍の量じゃん。
家族でもないのに、オーナー夫婦と同じ量働いてるよ。
しかも無給で・・・😢」
と思っていたけど言えず。。
とりあえず帰りたい一心だった。

次の日、一人でトボトボ帰るつもりだったけど、
オーナーが駆け込みで現れてバス停まで送ってくれた。
旦那さんは諸事情で来れないとのことだったけど、
多分途中でやめる私にムカついていたんだろう。
旦那さんは悪い人ではなかった。
でも、お店のオープンで頭がいっぱいなようだった。
「こんな大変な時期なのに、なんで急に辞めるんだよ!」
と思っているんだろうなと感じた。
今考えても腹が立つ。
そっちの方がおかしいからなと思う。

オーナーからは最終的には、
「ムリさせちゃったかな・・・。ごめんね」
と言った言葉があったように思う。👈少し記憶が定かじゃないけど。
それがどこまでのことを指しているのか、今考えてもわからない。
2つの仕事を掛け持ちさせて、1日12時間も働かせていたことを言っているのか、それとも、単純に宿の仕事ってハードだからね・・・
という意味だったのか。

本来3週間いる予定だったけど、結局2週間でそこを出た。
それ以来、私の中で
「タダほど怖いものはない」
という意識が強くなった。
これが時給が発生する仕事だったら、何時間も働かせ放題になることはなかったと思う。
働かせた分だけお金を払わないといけないからね。
タダというのは、そういう感覚を鈍らせるんだと思う。
オーナー夫婦にとっては、私は家族のような扱いだったんじゃないかな。
悪い意味で。
2人は夫婦であり、家族だから、お互いを精神的にも経済的にも支えるために無制限で働いていた。それは理解できる。
でも、私は家族じゃないからね。全然違うからね。

ゲストハウスには、有給での住み込みバイトもある。
今後もしやることがあるとしたらそっちだろうなー。
別に時給が高くなくてもいい。
「タダ」じゃないことに意味があると思っている。

何年経っても、恐ろしく辛くてしんどかった記憶として残っている体験だ。
今の自分ならなんて言うだろうなー。
あの頃よりは「意見を言うことで自分を守る」ができるようになっていると思うけども。(←マジでそうであってほしい)

その仕事も、その人達との関係も、
「言うべきことを言った上でダメになるならしょうがない、それまでだ」
という気持ちを根底に持てればいいんだと思う。
もちろん、最初から好戦的に対応するとかそういうことではない。
最大限に配慮して話す。
でも、「結果ダメならしょうがない」
この気持ちを持てているかどうか。

いつかこの記憶は消化できるのかなー。
ここに書くことで少しでも消化出来たら、それは嬉しい。

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