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弁護士の僕ならこうやって離婚を進めます-5(離婚訴訟もやむなし)

【 自己紹介 】

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このブログでは、弁護士である僕が、もし仮に自分が紛争・トラブルの「当事者」となった場合に、「自分だったこうするだろうな」ということをお伝えしてしています。

僕自身、これまでの人生で大きな紛争・トラブルの当事者となったことがなく、今この瞬間、紛争・トラブルに直面されている方の苦しみや不安を代弁できるような立場にはないのかもしれません。

ただ、自分が紛争の当事者となった際の対処法を弁護士目線でお伝えできれば、それが、ご覧になった皆様のお役に立てるかもしれないと考えています。

あくまで、「僕だったらこうするだろうな」ということですから、ご覧になっている方々に必ずしも当てはまらないとは思いますが、僕のやり方をヒントに、自分なりに応用していただけたら、とても嬉しいです。

ご覧になっている皆様のお顔も名前も残念ながら知ることができませんが、アクセスしてくださり、ありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:離婚 】

さて、今日で5日目ですが、僕が離婚すると想定して話を進めていきます。

昨日のブログでは、やむなく離婚調停を提起する僕が描かれていました。

別居を決断して、僕は自宅を離れたわけですが、そんな僕の姿を見ても、妻は離婚に応じてくれません。

婚姻費用を支払わないと、自分が「有責配偶者」となってしまい、より一層離婚が遠のくので、腸が煮えくり返りますが、仕方なく、妻に婚姻費用を支払い続けています。

そんな僕の苦しみを妻は知ってか知らずか、婚姻費用をもらってのうのうと暮らしています。

そりゃ、冷静に考えれば、夫が離婚を決意して別居したら、妻としてはかなり大変だと思います。子ども2人(8歳と6歳という設定です)の面倒を、妻だけで見るのは、めちゃくちゃ大変だと思います。

でも、それでも、僕は離婚したいのだから仕方ありません。僕の感情は誰にもとめられません。

僕だって、何度も何度も考えました。悩みました。離婚せずに今の生活を続けたほうがいいのだろう、と何度も何度も思いました。

それでもやっぱり、離婚せずにはいられませんでした。妻と一緒に暮らしていると、息が詰まるのです。妻の一挙手一投足が耳障りで、廊下を歩く足音さえ気になってしまいます。

こんな家庭に毎晩帰っていると、精神的におかしくなってしまいそうなのです。

別居を決意し、自宅を離れてみると、なんとまあ、めちゃくちゃ落ち着きました!

久しぶりにぐっすり眠れた気がします。

別居してみると、なおのこと、離婚したいという気持ちがわいてきました。妻と一緒に暮らさない生活は、婚姻費用の支払いもあって、金銭的にはかなり苦しいですが、それを踏まえてもなお、より優先すべき平穏な暮らしが待っていました。

本当は、子どもたちも連れて一緒に別居したかったのですが、自分だけで子どもの面倒を見るのは現実的に難しいですし、子どもたちの生活場所を変えたくなかったので、一緒に連れてきませんでした。

ただ、親権を諦めたわけではなく、離婚後に親権者となったら、全力で子育てしようと思っています。

僕の気持ちはこんな感じですが、まあ、とりあえずこれは置いといて、妻が離婚に応じてくれない僕としては、離婚調停を提起せざるを得ません。

だから、離婚調停を家庭裁判所に申し立てて、離婚について話し合いの場を設定しました。

離婚調停は、約2ヶ月に1回のペースで話し合いの期日があります。

例えば、4月1日に調停申立書を裁判所に提出すると、1回目の期日は、5月の中頃~6月の初めころになります。

仮に、5月31日に1回目の期日があったとすると、2回めは7月の中旬から8月の初め頃になります。

調停は、こんなペースでしか進みません。

もちろん、調停の場以外でも、離婚について話し合いを進めることはできるのですが、妻は、電話にも出てくれず、LINEも繋がりません。

手紙を出したりもしましたが、音沙汰ありません。

妻が弁護士にでも依頼してくれれば、その弁護士を通じて話し合うこともできますが、弁護士に依頼してもくれません。

まあ、仮に弁護士に依頼しても、その弁護士も、妻の意見のとおりにしか動きませんから、妻が離婚したくないと主張している以上、弁護士がついても、離婚できないという状況に変化はないでしょう。

妻についた弁護士としても、離婚が長引けば長引くほど、妻がたくさん婚姻費用を貰えることは重々承知していますから、わざわざ離婚してあげることもない、と妻に言うかもしれません。

しかも、僕は、自ら進んで婚姻費用を支払っているので、こんなありがたい夫はいない、と弁護士は思うかもしれません。

僕としては、「有責配偶者」になることを避けたい一心で婚姻費用を払っているのですが、まあ、妻に弁護士がついたら、その弁護士も僕の気持ちを理解してくれるでしょうけど、結局、弁護士がつかないので、妻に僕の思いが届いているのかどうか・・・・。

結局、調停で話し合いの場を3度もうけましたが、妻は離婚に応じず、調停は「不成立」となりました。

調停の場では、

・僕が離婚したい理由

・離婚することがお互いにとってメリットになること

・離婚後の生活もきちんと考えていること

・例えば、今までの婚姻費用と同じように養育費はきちんと払うし、金銭的な援助も考えていること

などを調停委員を通じて伝えましたが、結局、妻は離婚に応じてくれませんでした。

僕としては、それなりに説得力をもって離婚の話ができたとは思うのですが、それでもやっぱり、離婚には応じてくれませんでした。

そうなると、次は、離婚の「訴訟」を提起しなければなりません。

離婚については、訴訟というステップに行くのですが、子どもとの面会については、面会交流の調停を提起することになります。

明日は、夫から申し立てる子どもとの面会交流の調停についてお話したいと思います。

それではまた明日!・・・↓

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昨日のブログはこちら↓

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