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僕が司法試験に合格した方法:ムカつく内容です

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、600日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:僕の受験勉強 】

僕は弁護士なので、司法試験に合格しています。

昨日と全く同じ始まり方ですが、今日は、僕が司法試験に合格した勉強方法についてお話します。

僕は、大学に現役合格して4年で卒業し、法科大学院も2年で卒業して、司法試験も、卒業した年に一発合格しました。

こういうのを、司法試験の業界では「ストレート合格」と呼ばれています。

この経歴だけ書いてしまうと、そーとーにガリ勉していそうですよね?

「毎日12時間勉強していました!」とか、そういう感じに見えます。

でも、残念ながら、僕はそんなにガリ勉していませんでした。

確かに、法科大学院の卒業に必要な単位をほぼほぼ取得し終えた、法科大学院2年生の後期(秋以降)は、勉強する時間はめちゃくちゃありました。

学生で、バイトもしていませんでしたから、時間はあり余っていました。

学生で、授業もなく、バイトもしていないとなると、時間は腐るほどあった、というか、現実に腐らせていたほどに、時間があり余っていました。

本来なら、このあり余る時間を勉強に充てなければいけません。

毎日12時間勉強しようと思えば、そのとおりに勉強できるだけの時間が現実にあったわけですから、勉強しなきゃいけませんでした。

しかし、僕が勉強していたのは、せいぜい1日あたり5~6時間でしょうか。

法科大学院2年目の秋から冬、その翌年の春頃にかけての、いわゆる「直前期」も、1日あたりの勉強時間は、平均すれば4時間程度だったと思います。

先ほど、「せいぜい5~6時間」と書きましたが、せいぜい5~6時間であれば、勉強しない日や、しても短時間の日もあるわけで、そうなると、平均をとったら、1日あたりの勉強時間は4時間程度まで減ると思います。

それでも、「1日あたり平均4時間」のペースで半年間勉強を続けるなんて、結構な努力量だと素朴に思うんですが、しかしながら、これくらいの努力量は、司法試験業界では少ないほうです。

僕は、受験仲間がひとりもいなかったので、非常に信憑性が低いのですが、僕の通っていた法科大学院では、毎日朝から晩まで自習室にこもって勉強している受験生がたくさんいました。

まあ、僕自身が、朝から晩まで自習室にこもっていたわけではないので、各自がどれくらい勉強していたのかは知りませんが、しかしながら、僕より早く自習室に来て、僕より遅く帰る学生がたくさんいたのは間違いありません。

冬以降は、法科大学院の授業もなくなってきたので、僕は法科大学院の自習室にも全く行かなくなりました。

法律の勉強って、六法など、いろいろと必要物品が多いので、どこそこいろんなところで勉強しにくいんです。

いろんな文献を読みながら、ウンウンうなりながら勉強するのが法律の勉強で、僕にとっては、司法試験の勉強もこんな感じでした。

勉強道具は、自宅にすべて集約し、自分の部屋に引きこもって、毎日勉強していました。

こういった引きこもり受験勉強の難点は、誰とも受験勉強を共有できないことだと思います。

まあ、僕は、誰かと勉強を共有したところで、勉強が進むタイプではないと思うんですが、やっぱり、張り合いはありません。

勉強するもしないも自分次第です。だから、やる気があるときしか勉強しません。

というか、やる気がないのであれば、勉強する理由がないんです。勉強するもしないも決めるのは自分だけなので。

自分以外の受験勉強仲間がいるのであれば、その仲間との約束の時間までに済ましておくべき課題などがあったりするんでしょうけど、僕にはそんなの全くありませんでした。

とにかく、自宅にこもって専門書を読み、過去問を解き、模試の日になったら、模試を受けに行く。

そんな感じでした。

予備校にも通っていませんでした。

ひたすら、「基本書」と呼ばれる、法律の教科書みたいなやつを最初から最後まで読んでいました。

過去問は、法科大学院が契約していたインターネットサービスを使って、解答解説を手に入れていました。

司法試験の解答時間は、1科目あたり2時間なので、一応制限時間を設けて、過去問を解いていました。

解いた後は、プリントアウトした解答解説を見ながら復習して、そして、また、別の過去問を解く。

ひたすらこれを繰り返していました。

やる気がある日は、3問くらい解ける日もありましたが、全く何もしない日もありました。3問解いた日は、合計8時間くらい勉強したのでしょうけど、毎日そんなには解けません。

やる気が続く範囲で、勉強していました。

とてもさみしい受験勉強生活でしたが、それでも、僕は合格しました。

僕は、間違いなく、結果を残しました。

この受験勉強法で、誰でもうまくいくとは思いません。

そもそも、僕の勉強法だと、勉強の絶対量が足りない人もいると思います。

なぜなら、人それぞれ、もって生まれた才能に差があるからです。

ここからが、本当にムカつく内容なんですが、結果を左右するのは努力だけではありません。

運も大きく影響しますが、それよりも何よりも、才能によって大きく差が開きます。

正直なところ、僕は、ある程度の勉強量を確保していて、それで、ギリギリ合格点に届いた感じなので、勉強の才能がめちゃくちゃあったわけではないと思います。

しかし、勉強の才能が皆無であれば、これだけの勉強量で合格したことの説明がつきません。

だから、僕には、勉強の才能があったと言わざるを得ません。つまり、僕は、自分の才能のおかげで、司法試験に合格できたんです。

これって、イヤミに聞こえてしまいますが、しかし、「イヤミ」だからといって、間違っているのでしょうか。

僕の考えとは逆に、「僕が結果を出したのは、すべて、自分が努力したおかげ」と考えていたら、どうでしょうか。

才能や運に助けられることなく、すべて、自分が努力したおかげである。

この考えは、自分自身に大きな自信をもたらしてくれますが、ただ、「誰でも、自分と同じように努力すれば、同じ結果にたどり着ける」という思想も同時にもたらします。

これって、めちゃくちゃ残酷だと思います。

残酷で、傲慢です。

自分出した結果が、すべて自分の努力のおかげなんて・・・。

そうすると、自分と同じような結果にたどり着いていないのは、すべて、その人の努力不足が原因ということになります。

んなわけないでしょ!

誰しも努力すれば同じような結果にたどり着けるなんて、そんな考えは傲慢すぎて、僕は大嫌いです。

これに加え、「行動遺伝学」という学問において、科学的にも、知能や学力に遺伝(遺伝子)の影響が大きい(6割~7割)ということは既に証明されています。

だから、「結果が出ていないのは努力不足のせい」という↑の思想は、傲慢などころか、科学的に間違っています。

だからといって、僕がいやみったらしく、「僕には勉強の才能があります」と言う必要はないのでしょうけど、多くはない勉強量で司法試験に合格した僕は、勉強の才能を認めざるを得ないと自覚しておく必要があると思っています。

「誰でも司法試験に合格できる方法」なんてありません。

「みんな違ってみんないい」という、金子みすゞ的なダイバーシティの話だけでなく、もっと残酷な現実(人それぞれ勉強の才能に大きな差がある)こそ、万能な合格法を明示できない最たる理由です。

自分の才能を受け入れ、自分のできる範囲で勉強量を確保する。

それこそ、自分にとって最適の勉強法だと思います。

自分に合う勉強法なんて、自分で試行錯誤しながら身につけるしかありません。

いろいろと効率的な勉強法を書いた本があるので、それを読んで、試してみてください。

しかし、勉強法を学んでも、大切な中身の勉強にはなっていないことには注意が必要です。

勉強法なんて、やりながら考えればいいと僕は思います。それが僕の持論です。最初から頭でっかちに勉強法を考えるよりも、ぶつかり稽古で、トライアンドエラーしながら、中身を学び、その過程で、自然と勉強法も身につければいいと思います。

なんか、アドバイスにもなっていなくてすみません汗。今日はこのへんにします。

それではまた明日!・・・↓

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