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子育てに疲れたら-12(児相は人さらい・・・?)

【 自己紹介 】

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このブログでは、弁護士である僕が、もし仮に自分が紛争・トラブルの「当事者」となった場合に、「自分だったこうするだろうな」ということをお伝えしてしています。

僕自身、これまでの人生で大きな紛争・トラブルの当事者となったことがなく、今この瞬間、紛争・トラブルに直面されている方の苦しみや不安を代弁できるような立場にはないのかもしれません。

ただ、自分が紛争の当事者となった際の対処法を弁護士目線でお伝えできれば、それが、ご覧になった皆様のお役に立てるかもしれないと考えています。

あくまで、「僕だったらこうするだろうな」ということですから、ご覧になっている方々に必ずしも当てはまらないとは思いますが、僕のやり方をヒントに、自分なりに応用していただけたら、とても嬉しいです。

ご覧になっている皆様のお顔も名前も残念ながら知ることができませんが、アクセスしてくださり、ありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:子育て支援 】

今日も引き続き、子育て支援について書いていこうと思います。

さて、昨日は、児相(「児童相談所」の略)が、虐待通告だけでなく、相談も受け付けていることを書きました。

児相の職員という子育てをプロに対して、子育てを相談することができて、これは素朴に便利だなと僕は思いました。

まだ僕は子育てをしたことありませんが、子どもを育ててみたいとは思っているので、将来的に子育てに困ったら、すぐに相談したいと思います笑。

「子育てを通告したら親失格」だとか「子育ては自分で考えて実践するもの」「他人の知恵なんて借りなくていい」「だって、我が子はたった1人なんだから」という思いもあるかもしれません。

しかし、僕としては、これはポジショントーク(保身)にしか思えません。

子育てを相談できることを知らないまま子育てをしてしまった人にとっては、子育てが相談できるという知識はめちゃくちゃ不都合なので、「子育てを相談するなんてよくない」ということになっていないとダメなんです。

この意味で、↑は保身を目的にしたポジショントークにしか思えません。

子育てを相談できないまま子どもを苦しめてしまった人たちにとっては、子育てが相談できることはツラいとは思いますが、これ以上子どもを苦しめる前に相談するべきだと思います。

さて、こういう感じで、子育てはプロ(児相の職員)に相談したほうがいいのですが、でも、なんか、児相に相談したら、子どもが児相に奪われるというイメージがありませんか?

中には、児相を「人さらい」的に思っている人もいるかもしれません。

特に、親が拒否しているにもかかわらず、子どもを児相に一時保護されたり、施設に入所させたりされたら、親としては、児相は「人さらい(子どもさらい)」にしか思えないのかもしれません。

確かに、児相は、親が拒否しているとしても、子どもを一時保護する(一時保護所まで連れてくる)法的な権限があります。

一時保護も、原則は2か月以内ですが、家庭裁判所の承認を得て延長することができます(延長する場合も、2か月ごとに家庭裁判所の承認が必要です)

そして、親が反対していても、家庭裁判所の承認を得て、施設入所させることができます。

親が反対している場合は、施設入所の期間は2年までなんですが、家庭裁判所の承認を得て延長することができます(2年ごとに家庭裁判所の承認が必要です)。

こう書いていくと、児相と家庭裁判所がタッグを組み、親の意向を無視して子どもを奪っていくようにも見えます。

でも、そうじゃありません。

確かに、制度上、親の意向を無視して子どもを奪うことができますが、こういった強力な権限は、近年の児童虐待数の増加や死亡事件を踏まえて、一般的に支持されているところだと僕は思います。

こういった強力な権限は、強力だからこそ、慎重に行使されなければなりません。

僕なりに、この「慎重さ」が確保される仕組みがあると思っているんですが、ここは明日書きます。

それではまた明日!・・・↓

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