FIRE反対派です
【 自己紹介 】
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。
【 今日のトピック:FIRE 】
僕は、「ねほりんぱほりん」というテレビ番組が好きで、ちょくちょく見ています。
先週は「ギリギリFIRE」がテーマでした。「ギリギリFIRE」とは、FIREはFIREでも、あまりお金に余裕がないFIREです。
あまりお金に余裕がないので、生活費をとにかく切り詰めて、株式の配当や株主優待券で生活するという、節約生活術が紹介されていました。
生活費をなるべく切り詰めるという生活スタイルには僕も賛成ですが、FIREにはどうしても賛成できません。
僕は、どれだけ金持ちになろうが、FIREしないと思います。なぜなら、FIREしちゃうと、働くチャンスをみすみす放棄することになるからです。
現代社会では、「働く」って、実は必要なことです。生活費を稼ぐためではありません。生活費だけを考えるなら、それこそ、ギリギリFIREした皆さんのように暮せば、心配いらないと思います。
僕としては、FIREすると、「仕事」から切り離されてしまうリスクが大きすぎると思います。
仕事は、確かに、つらくて苦しいことです。僕も、働きすぎを理由にうつ病になったので、仕事のつらさや苦しみは知っているつもりです。
それでもなお、仕事は必要だと思います。
仕事の人間関係(社内の人間関係だったり、お客さんとの関係だったり)は、苦しみを伴うこともありますが、それでも、人間というのは、人間関係なしには生きていけません。
仕事というのは、現代社会では、手っ取り早く人間関係を確保できる大切なツールなのです。
そして、いちど仕事をやめてしまうと、次に働こうと思っても、採用する側は、仕事をしていなかった間のブランクを、どうしても気にしてしまいます。
そうなると、人間関係を求めて働こうと思っても、雇ってくれない可能性が高くなってしまいます。
こういうふうに、FIREは、仕事で得られる収入を諦めるだけでなく、仕事で得られる人間関係も諦めることになります。
一緒に働く仲間からの称賛や、取引先の人たちと一緒にビジネスする経験も、すべて諦めることになります。
そして、あんまり言いたくはありませんが、「生活費の心配はない」と言っても、心配ない度合いで言えば、仕事していたほうが、より一層心配は減ります。
働いていれば、給料をもらえるので、収入の心配もなくなり、仕事上の人間関係も途切れないので、さみしくもありません。
だから、働き続けたほうがいいと僕は思っています。人間関係が耐えられないなら、転職すればいいと思います。
確かに、日本での転職は難しいです。年を取ればとるほど、転職は難しくなります。
それでも、転職せずにいやいやながら働くよりは、新天地を求めて働いた方がいいと思います。
「働かない」という選択肢よりは、働き続けるという選択肢が、マシだとどうしても思ってしまうのです。
なんというか、「働く」を、十把一絡げに捉え過ぎだと思います。世の中には、本当に、想像もしないようなビジネスがたくさんあって、「仕事」なんて、本当に千差万別です。
どれか、自分にマッチする仕事があるかもしれません。
生活費を手に入れる手段と、手っ取り早く人間関係をキープする手段を、わざわざFIREして失う必要もないと思います。
仕事は仕事と割り切って、しずーかに働き続けるのも、アリな生き方と思います。そして、そのほうが、僕としてはFIREよりはマシな生き方だとも思っています。
それではまた次回!・・・↓
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