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人間関係で悩みながらも、1人では生きていけないヒトという生物

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めて、それからブログ更新してきました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:徹底的に社会的な動物 】

僕は今、ひとり暮らしで生活しています。

ワンルームのアパートに毎日帰り、ひとりで夕食をとって、ひとりで眠っています。

特に「さみしい」と思うことはありません。毎日仕事で、同僚のみなさんとは顔を合わせるので、「今日もひとりぼっちだったな」とさみしくなることはありません。結構、同僚のみなさんと話しながら進める仕事が多いのもあって、「さみしい」という気持ちと縁遠くいられるんだと思います。

こういった「ひとり暮らし」なんて、ヒトという生物が生まれてからずっと、あり得ませんでした。ヒトという動物は、最初の一頭がこの地球に生まれ落ちてからずっと、必ず他の個体と一緒に生活してきました。

ヒトという生物は、身体的にはとても脆弱です。ヒト一頭で勝てる動物は、本当に限られています。ヒトは、たった一頭では、大型動物から捕食されてしまいますし、自分の食べ物を確保することすらままなりません。

その結果、ヒトは集団で生きる方向へ舵を切りました。集団生活を送らなかった個体は、全頭が子孫を残せず死に絶えてしまったので、集団で暮らさなくていい個体の遺伝子は受け継がれませんでした。

その結果、ヒトはみな、集団で暮らすようになりました。必ず誰かと一緒に過ごすように、プログラムが組み込まれました。

この「プログラム」こそ、「感情」です。ヒトという生き物は、ひとりでいると「さみしい」と思うようになりました。

じゃあ、誰かと一緒にいたら、それでいいのかというと、そうではなくて、誰かとの人間関係について「あれっておかしいよね」とか「私って大丈夫なのかな」というふうに、人間関係に悩むようなプログラムも、ヒトにインストールされました。

こういった、人間関係に悩むのも、進化の過程で身につけられたプログラムです。自分が、集団の中できちんとポジションを獲得することが、生きるかどうかに直結しているわけですから、人間関係を気にするのは、ヒトが当然身につけている本能です。

ヒトという生き物は、コミュニティとして生き残ってきたせいで、他人なしでは「さみしい」と思ってしまい、それと同時に、人間関係に悩むようにプログラムされてしまっています。

本当に悲しい話です。

僕としては、「進化の過程」に抗わず、素直に受け入れて、「他人なしでは生きられない」けれども、必要以上に人間関係で悩まないようにしようと思います。

人間の素晴らしさは、本能に従うだけでなく、「理性」という仕組みによって、うまく本能をコントロールできることにもあるからです。

この「理性」も、進化の過程で獲得されたプログラムですから、進化の過程って、本当におもしろいです。感情を制御するような「理性」も、ヒトという生き物の生き残りに役立ってきたようです。

本能は本能として受け入れ、「理性」をうまく活用する。そういった生き方が、きっとイイ感じなんだと思います。

それではまた次回!・・・↓

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