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安く豊かに暮らせる素晴らしい時代

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:安く豊か 】

日本は、1990年の総量規制によってバブル経済に終止符が打たれ、平成10年ころから本格的な平成不況に突入しました。

各企業が、販売価格を据え置くために賃金を削る手法をとりました。その結果、賃金が上がらないので、購買層は貧乏人ばかりとなりました。

そうなると、販売価格を上げたら誰も買ってくれないので、ますます、値上げは厳しくなります。

お客さんのほとんどが、賃金が上がらずに苦しんでいるわけですから、値上げには非常に敏感になります。その結果、販売価格を据え置くしかないのです。

これが、日本を長年苦しめてきた「デフレスパイラル」で、諸外国で物価が上昇しているにもかかわらず、日本では全く物価が上昇しませんでした。

とはいえ、物価が上昇すればそれでいいわけではありません。そのことは、円安による物価上昇によって、ますます家計が逼迫している現在の日本を見れば明らかでしょう。

円安による物価上昇を、やっぱり、販売価格に転嫁できないのです。円安による物価上昇には、賃金削減で対応するのが、日本企業の常識です。

その結果、これだけガソリン価格が上昇しても、日本では賃金デフレが継続するでしょう。

しかし、長年にわたって低価格を強制され続けてきたおかげで、日本では、低価格であるにもかかわらず、めちゃクソに高品質な商品があふれるようになりました。

コンビニで買う食品(特にセブンイレブン)がめちゃくちゃにおいしくなったり、UNIQLOを始めとするファストファッションでは、低価格でおしゃれな洋服が買えるようになりました。

セブンイレブンで売られている食品は、本当においしいし、UNIQLOは全然ダサくありません。

日本では、長年の賃金デフレによって、財布の紐はめちゃくちゃに固くなっていますが、それでも、人口1億2000万人を要する巨大市場です。

これだけの巨大市場ですから、やっぱり、参入する価値は大きくて、低価格であっても、受け入れてもらえれば、大きな利益を生み出すことができるのです。

その結果、各社が低価格・高品質競争を繰り返し、そのおかげで、間違いなく世界最高水準のコストパフォーマンスを実現しました。

高品質な商品を、この値段で、清掃の行き届いたキレイなお店で買えるなんて、そりゃもう、世界広しといえども日本だけです(きっと)。

こんな時代に生きていたら、あくせく働いて高収入を得るモチベーションに欠けてしまいます。

あくせく働いて、高級なレストランで食事するのもいいですが、あくせく働かなくても買えるセブンイレブンの食品がめちゃくちゃにおいしいわけですから、その現実はかなり強烈です。

30年前は、こんなにおいしい食品ばかりではなかったでしょう。ある程度の金額を出さないと、高品質な商品は手に入れることができなかったはずです。

そんな時代であれば、あくせく働いて収入を得ることが、豊かな暮らしに直結していました。

しかし、今は、高収入が豊かな暮らしに直結しません。ある程度の収入で、十分に豊かに暮らせます。

おいしい食事をとって、おしゃれな洋服を着て。30年前には考えられなかったような豊かな暮らしが、驚くほどの低価格で実現できるのです。

今は、こんな時代です。日本はどんどん貧乏になっていきますが、ただ、そう簡単に世界の底辺の国になるわけではありません。

安くて豊かな暮らせる時代は、これからしばらく続くでしょう。

ギラギラしてお金を稼いでもいいですが、みんながみんなお金を稼ぐ才能があるわけではありません。

お金を稼ぐ才能がなくても、ほそぼそ働くだけで豊かに暮らせるこの国のこの時代は、かなりよさげだと僕は思っています。

いい時代に生まれて本当によかったです。今を生きている人たちは全員、前世で相当に良い行いをしたんでしょう。

前世の自分に感謝しながら生きていきましょう。

それではまた明日!・・・↓

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