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子どものやりたいことをカタチにする環境に。

子どもたちと学習を通してかかわっていくと、子どものなかで何かやりたいことが出てきて、それをやろうとするときに見えない”壁”が出現してくる。それは、経済的な理由であったり、親にこれ以上負担をかけたくないという気持ちであったり、親の価値観とのずれ、「無理だよ」「できないんじゃね」という気持ち、遠慮、一歩踏み出せない気持ち…と様々である。

でも、その見えない”壁”は、第三者から見ると意外と薄く、壁をジャンプする気持ちと周りの人に話しをする勇気があれば、乗り越えられることもある。だから、「おもしろそう。良いねー!」「一緒にやってみようか」という応援する存在であったり、ちょっとの発想であったり、場であったりとちょっとしたきっかけで、子ども自身でその壁を壊したり、あっさり乗り越えられたりする。

その壁を乗り越えられたとき、子どもは新たな興味・関心を発見したり、もっと深めたいという気持ちがわいてきたり、「できなさそう」と思うことも、「意外とこの大人たちと一緒だったらできるかも」という気持ちがわいていきたりする。そして、その積み重ねが子どもたちにとって、やりたいと素直に言える環境になり、新たな「やりたい」の企画が雨後の筍のごとく生まれてくる。

今までに出てきたやりたいの一部。

【メントスコーラをやりたい】
ある大学の芝生を借りて、2Lのコーラ、500mLのコーラ、メントスの違う味の違いで試してみた。

メントスコーラ

【ジェットストリームはなぜ書きやすいのか知りたい】
三菱鉛筆北海道販売の方に1時間かけて説明していただいた。

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【ガチ鬼ごっこ】
大人子ども互いに容赦なく本気で鬼ごっこをした。

【初音ミクに会いたい】
クリプトン・フューチャー・メディアに協力を得て、初音ミクをはじめとするボカロについてガンガン質問をした。

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一人の「やりたい」が他の子どもを巻き込み、そして、その他の子どもからも「やりたい」が出て来て、一緒にカタチにしていく。そういった循環が生まれてくると、拠点に来ている他の子どもたちにも広がっていく。そうなれば本当の意味で子どもたちが素直に「やりたい」と言えて、その「やりたい」をカタチにする環境になり、子どもそれぞれの自己実現に一歩近づいていくと信じている。


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