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これはついさっきの話。


「友達に戻るのもありだと思う」
そう言われて1週間が経った。


プライベートな話になってしまうので細かくは話せないが、ただ性格や気持ちの違いがもとでどうしようもなくなった。

どちらも悪くない、お互いがお互いのことをまだ好き、なのに彼にとって私と付き合っていることが負担で、大きなストレスになっていた。

私たちは話し合い制度を設けているので、無理ってなる前に言おうと話していたが、今回は無理になったという報告。


「なにかできることはない?」と聞いた時に「考えているけど、あなたがどうしようと解決できないことだと思う。無理に努力して欲しいわけじゃないんだ。」と答えられた。

私にできることはないんだと突き放された気がして悲しくなったが、きっとそんなことはないはずだと、沢山考えた。

なのにほかの答えは出てこなくて何度も「別れる」に戻ってくる。

こんなに好きで、まだ明日からも続くと思っていたのに。


「別れたくない」と伝え「僕だってまだ好きだから別れたくない」と伝えられ。

話し合いは堂々巡り。

そのうち段々と私が引き止めてしまっている気がしてきた。
彼は解放されたがっているのに私の我儘で縛っているのではないか。

勢いで決めたりできない。どっちを選択しても辛い。今日は決めたくない。
そう言われ、後日また電話することになった。


そして2日後、「まだ決まってないけど電話したい」と言われて電話した。

最初は全然違う話をしていたのに段々と煮詰まり「別れるしかないね」と、お互い意を決したような、それでいて覚悟を決めきれていないような沈黙が数十秒。

まるでどちらかが宣告するのを待っているみたいだった。

もうどこにも行けない一本道をただ歩かされているだけだった。



「2人ともストレスなくお互いのことを好きなまま恋人でいられることを望んでいるのに、なんで真逆の選択肢しかないんだろうね」

私のその言葉の後、彼がぽつりとひとこと私が考えもしてなかったことを言った。

「るこさんがもっと…だったらよかったのに」


「え?!待って私?!」
だって私にはできることないって言ったよね。私の問題じゃないって言ったよね。

結局私が素直じゃないことで彼を不安にさせていて、自信をなくさせていたことを知った。

それだけが全てじゃないけどそれが大きかったみたい。


すごく恥ずかしくて緊張したけどちゃんと本当の気持ちを言ってお別れは回避した。

本当に素直になるって難しいよね。と言うと、素直を地で行くタイプの好きな人は「なんで?どこが?」とか仰っていた。そういうところ大好き。


深刻なところまで話は進んでいたし、あの時私が「別れよっか」と言っていればそうなっていた。

ここでいちばん怖いのはお互い話し合ったつもりだったということ。

話し合った末この決断しかないと思い込んでいたから、すれ違っていることにも気が付かなかった。

ドラマみたいに遡って本当のこと話せたらいいけど、そんなの無理だって、aikoも言ってたでしょ。


まだ問題がなくなったわけではない。

大きなのがひとつ残っているし、この先も傷を残していくかもしれない。
解決策はないかもしれないし、お互いが受け入れていかなきゃいけないかもしれない。

それでも私は、好きな人と一緒にいたい。

好きな人が私を好きじゃなくなっても好きでいたいと思えたように、どんなことがあっても、好きでいたいうちは好きでいる。


理屈じゃなくて感情の話なんだと思う。



好きな人へ

話してくれてありがとう、聞いてくれてありがとう。
ひとりで解決しちゃうところも強さも好きだけど、私の気持ちや考えも大事にしようとしてくれるところはもっと大好きだよ。
いつも気持ちを伝えてくれてありがとう。
私はいつも愛おしさでいっぱいなんだってこと、なかなか伝えられなくてごめんね。
心の中を見せられればいいのに〜って思うけどできないから、少しずつ表していくね。


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