【「親との関係性」に深く深く向き合ったら】

お金を始めとする何かしらのブロックや問題は「親との関係性」という難解な問題と少なからず繋
がっている。私の場合、自分の中の違和感体験を深く深く掘り下げていくと、2つの思いが自分にあることに気付いた。
それは、
・親にやって欲しかったという願望
・親を否定してしまうかも知れないという恐れの感覚
この2つ。
今回はそこを詳しく書いてみようと思う。

まずひとつめ、親にやって欲しかったと言う願望について。
これは、もしかしたらアダルトチルドレンちゃんの一番特徴的なところなのではないかと思う。
お金関係の思い込みブロックというのは、多くの場合父親に関係してくる。
私は中高大一貫の女子校に通っていたのだけれど、そのせいもあってか周りの友達のほとんどが父親に可愛がられて育った子、いわゆる娘の言うことを何でも聞いちゃうデレデレお父さんの元でチヤホヤと甘やかされて育った子が多かった。(とあくまでも私は感じていた)
それに対して我が家は「望んでも無駄」と言う思い込みができるほど、子供の私の希望が叶えられる可能性が極めて低い家庭だったから、何でも「いいよ、いいよ」と甘やかしてくれるお父さんが羨ましくて仕方がなかったし、ずーーーーっと「父親にそうして欲しい」気持ちを持ち続けてた。その結果「自分自身で希望を叶えてしまったら父親にやって貰えなくなる」という分かりにくい思いを抱えてしまう自分が出来上がってしまった。
結局どんな気持ちにも、必ず、「そうならない方がいい理由」というのがあるわけで、これがあるために頭(顕在意識)では自分で努力すると言うアクセルを踏みながらながら、同時に潜在意識でブレーキをかけていると言うブロックの典型のような苦しい状態になってしまっていた。
そして更にここに加わるのが、親を否定してしまうかも知れないという恐れの感覚。
これまたすんごく複雑なところに鍵がある。
子供ってどんなに親を憎んだり嫌っていたとしても、やっぱり親のことが大好きで大切で、例えば自分の親のことを自分が悪くいうのはいいけれど、自分以外の人に言われると、ちょっとムッとくるという経験がある人も多いのではないかと思う。つまりは子供ってどこまで行っても親を肯定したいと言う気持ちがある。
だから、自分の希望を叶えてしまったら、それとは違う考えの親を否定してしまうんじゃないかって感情があって、それが自分のやりたい事やなりたい姿を無意識に否定してしまうと言う、これまたくねくねとした複雑な迷い道。
かくしてとんでもない大きなブロックが私に掛かっていたことが判明したというわけ。
これらがお金のブロックに関係してくるのだからここは何とかしなければっ!!!!

と言うことで、ここからどうするか。(ここからが大切)
私の取った方法は、これらの感情をまず、認めてあげる事。ネガティブな気持ちや想いは、押さえつけた無視したしないで向き合ってあげることが大事なのだ。
「そうだよね、やって欲しかったんだよね」「お父さんお母さん大好きなんだよね」とアダルトチルド
レンちゃんの言い分をとにかく聞いてあげる。
そうしたところで「自分が感じたくない感情を使わずに、それが達成できる方法を考えようよ」と
優しく問いかけてみる。
お金のブロックという感じたくない感情を使わない例えば、私はこの方法を選ぶけれど、そのほかのことで、親を肯定できる方法を探そうよみたいな提案をしてみる。
あくまでも自分の中のアダルトチルドレンに優しく問いかける。「そうなっていいんだよ」と自己否定ではなくて自分に許可をする。
これをやっていくと、不思議に自分の気持ちが軽くなるし少しずつ状況が変わってくる。
実際これができたおかげで、「親との関係性」のかたーーいしこりが溶けて、今までどうにもこうにも解決しなかった問題があっさりと解決に向かったりもした。
そして一番嬉しかったのは、あの時自分がやってもらいたかった事は実は形は違えど充分過ぎるほどやってもらっていたと言うこと、そこには溢れんばかりの愛があったこと、そして甘やかされないことですら、両親が亡くなった後ひとりになる私に向けてのすんごくおっきなGIFTであったと気付いたこと。

ありがとうね。

そして。
これができると、またひとつ自分の中にある想いが湧き出てくることになる。
それは、「後悔」と言う感情。

次回はそこをもうちょっと。

ではでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?