スイス渡航備忘録3
さて、お金がかかる話をしよう。
とにかくお金がかかる!
スイスって物価高いよね〜、って話は皆さん共通認識としてあるかもしれないが、
それに加えて昨今の円安の機運も相まって、まぁお金がかかるかかる。
渡航にかかる費用は、3/5〜3/12(出国から帰国まで)で全体で大体100万円くらいになった。
内訳としては、
・行き帰りの航空券とホテル代で約80万円、
・スイストラベルパス(一定期間電車等が乗り放題になったりするやつ)が46000円(若いので安かった)
・海外旅行保険が15000円
・このくらいは用意しておいてね、って言われたキャッシュが85000円分(500フラン)
そして、追加レッスン料が80000円。
この、追加レッスン料についてちょっと私は協会側に文句がつけたい。
いや、こっちの確認不足もあるんですけども。
そもそも今回の受講費免除に追加レッスン料が入らないこと、これはまぁ、仕方ないかなと思っている。
ただね?
「例年9割以上の方が追加レッスンしているのでした方がいいです!てかするのが当たり前です!」
みたいなメールが来たので申し込んだみたところ、
「一コマでは申し込めないので二コマ単位で申し込んでください!」
と後出しで提示されたので、じゃあ辞めますとも言えず結局二コマ申し込むこととなり、
蓋を開けてみれば私しか申し込んでなかった。
なんやねん。
結果思いがけず80000円も出費することになってしまったのだ。
いや、80000円は結構でかいぜ?
してやられましたわ。
また、これ以外にもそこそこ出費することになった要因があった。
それが、洋服の調達である。
ブラック校則並みの服装規則
この講習会を受けるにあたって、事前に配布されたしおりで一際目を引いたのが、服装についてのガイドラインだった。
・体のラインが出る服NG
・ノースリーブ等脇が見える服NG
・シースルー、レースNG
・スカート、ワイドパンツ、ワンピースNG
・肩につく髪は一つに結える
・髪の毛の一部を下ろすことNG
・くるぶしまであるズボンのみ可
・靴はスニーカーのみ可
理由は、まあちょっとここでどこまで触れていいのか分からない内容だったので伏せさせていただくが、
それにしたってちょっと厳しすぎやしないか?
まぁ、でも言われたことは守るしかない。
だがしかし。
日本のクラシック音楽業界のことをなんとなく知っている方なら分かるかもしれないが、
日本の価値観だとレッスンにジーパン、スニーカーは失礼にあたる、ということで避けられることが多い。
私も親の代からクラシック音楽まみれの生活をしているため、もはやズボンやスニーカーを買うという文化が自分の中になかった。
そのため今回のこの1週間、90分×2回のレッスンのために、私はズボン2本とスニーカーを買いました。
また、その他スリ対策できるバッグ(スイスには東ヨーロッパの方からスリのツアーがやってくるらしい)だとか、パスポートの発行代とか、その辺の費用も足せば100万円はゆうに超えているだろう。
これは、弊学(某日本で一番高額な音大)の前期分の学費に相当する。
そんなわけで、以上がお金がかかる話でした。
次回は、一緒に行くはずだった人が全員ドタキャンした話をしようと思う。
ひとりぼっちの成田空港からお送りしました。
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