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スナッチ(2000年)

ガイ・リッチー第2作。いきなり豪華キャストになってます。
イケメンは見た目汚い役やりたがると言われるけど、ブラピもそんな感じ。でも役的にはいちばんおいしい役。
ベニチオ・デル・トロは、あっという間に退場…本人喜んでそうだけど…。
カメラワークやセリフ、ギャングの話だけどユルさやユーモアなどは、タランティーノやトレイン・スポッティングに通じる感じがあります。
影響を受けたというより、この時代の流行りなのかな?
いっぱい人が死ぬけど怖くないので、安心して?見れます。
登場人物が多くて、誰が誰だか分からなくなりつつも、そのまま見てても何とかなるのも、ガイ・リッチー作品のいいところな気がします。
ストーリー的には「ロック・ストック&トゥー・スモーキン・バレルズ」と同じ感じ。
みんなが追っているものがあり(宝石、お金)、途中色々あったけど、悪いやつは退治されて、最終的には収まるところに収まった、めでたしめでたし。
「マクガフィン」という概念がピッタリ来るストーリーです。
トレスポは格差社会やドラッグ、タランティーノだとナチや奴隷制、ヒッピー等、社会的な問題やら歴史上のできごとが舞台モチーフに選ばれたりしてますが、そういうシリアスなテーマとかないのも、ガイ・リッチーのいいところかも?
今回ガイ・リッチー作品を見て、この脱力感とかユルさが、マシュー・ヴォーンにはないのだなと思いました…。

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