憧れ

甘酸っぱい青春の香りのする学生カップル。
若い夫婦とその子供。

そういうものを見ると、
私はつい憧れと尊敬を抱いてしまう。

（あくまでも私個人の好みです。
大人のカップルに魅力を感じる人も沢山いるだろうし、熟年したカップルこそ魅力的という人もいるでしょう。）

私は恥ずかしながら、
学生時代にデートしたことがなくて、

ようやく男女グループで遊びに行ったのも、
大学生になってからだった。

だから、学生の若いカップルが、
中睦まじく歩いているのを見ると、

ピチピチで美しく、
眩しく発光して見える。

自分が学生時代に出来なかったことをやってのける彼らに、尊敬の念が沸いてしまう。

そもそも、大人になってからしたデートも、
あんまり楽しいと思ったことがなくて、
どっちかというと、
いつも苦痛だったから、

学生という若い美空で、
いや、むしろ学生という美しく若い時期だからこそ
夢中になれる恋愛というものがあるのだろうと、

羨望の眼差しで見つめてしまう。

そして、彼らは大概オシャレで、タフなのだ。

ヘソだし足出しルックも、ものともせず、
夕方になっても疲れた様子はなく、

顔も姿勢も綺麗なまま。

私は、美しい人というのは、
タフで底抜けに健康だと思っている。

どんなに色白で、
繊細そうな涼しい顔の作りでも、

男女問わず、
姿勢がよく、
身体のラインや手足、
またはお腹なんかを出して歩け、

夕方になっても、美しい姿勢は崩れず、
心も身体も元気な人は、
皆タフだし、底抜けに健康だとおもっている。

私は、学生時代でさえ、
夕方になると、疲れていたし、
堂々と良い姿勢を保つ筋力も体力も精神力も、
無かったからだ笑。

流行のファッションに身を包んだ彼らは、
周りの目を気にすることもなく、
手を繋ぎ、寄り添い、幸せそうに笑い合う。

見ていて、こちらもフワッと幸せな気持ちになる。

純粋にお互いを好きで、大切にしようとしているように見えるし、（本当に純粋かは分からないけれど、でも多分、大人の恋愛ほどは職業とかお金とか気にしてないんじゃないかと）

その時代にしか味わえない甘酸っぱい青春が、
そこにはあるように見えるのだ。

打算や生活疲れとは無縁のキラキラした瞬間が。

また、
20代前半の若くて綺麗な子供連れのカップルも、
大変に輝いて見える。

まだ、社会に出たばかりなのに、
結婚し、家族を持つ覚悟をした２人が眩しいし、

大体そういうカップルは若いこともあって、
見た目も美しい。

子供を抱える様子も、
ついこの間まで、
学生だっただろうなという父と母が行う様子は、
見ていてエールを送りたくなる。

（いや、結婚も出産もしていない私がエールっていうのも変だけど）

流行を取り入れた小綺麗で、
健康で若々しいカップルは、

とてもとてもとても美しい。

休日のテーマパークとか、水族館とか、
デートスポットには、よく見かけることができるので、

オシャレで、美しい彼らを観察するのが、
私の癒しだ。

もちろん、観察するためにわざわざ行くことはしません笑。

たまたま、行った時に、遭遇すると、
幸せな気持ちに包まれるのです。

まあ、遠くにあるから綺麗に見えるのであって、
当人たちにとっては綺麗なだけではないと思うのですがね。