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『耐える』 正源宗之の雑歌詩集より

何を聞いても虚しく響く

なんと悲しき三味の音よ

打ちたたくなんと無情の太鼓の音よ

打ち鳴らす鐘の音も

今の私には

ただ騒々しくて虚しくて

心の隙間を通り抜ける

冷たい冬の北風の様だ

私は上着の襟を立て

耳をふさいでじっと耐え

春の小川のせせらぎが

あなたの優しい愛の言葉が

私の胸に届くまで

耳をふさいでじっと耐え


   正源宗之 『耐える』


被災された皆様、海保の皆様、
心よりお見舞いを申し上げます。


『花ふる里』続けてお聴きいただきたいです。
ご紹介させていただきます。




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