続・何者にもなれなくたって、いいじゃない。
フリーライター、一田憲子さんのwebサイト『外の音、内の香』を読むことが、わたしの朝の習慣になった近ごろ。
いつも目にしている情景が、一田さんの表現から得た気づきによって、鮮明に浮かびあがってくることがある。
「私を見つけて」プロジェクトという特集・連載の中でとりあげられていた、“写真と文”の七緒さん。
何者かになりたいという気持ちが人一倍強かった、フォトグラファー/ライターの七緒さんが、もう誰かにならなくていいと気づき、“写真と文”という肩書きで活動をはじめるまでの物語。
この記事に書かれた言葉が、これまでわたしの見ていた情景を、くっきり浮かびあがらせてくれた。雨のやまない世界に光が射して、水たまりや雨露をきらきら照らして、ああ、長い雨の降る時期はもうすぐ終わるんだなと、気づかせてくれたような。
こどもの頃から本や文章を書くことがだいすきだったのに、すきなことや趣味を聞かれたとき、自信をもってそれを答えられなかった。みんなに暗いって思われたくないっていう、ただそれだけで。
最近Instagramやnoteをはじめて、世の中にたくさんの同胞同類がいたことに気づいた。わたしにはすきなことを仕事にすることだってできたのだなと、そんなことに気づかず生きていたことを知った。
何者かにならなきゃ。人の役に立たなきゃ。誉められたい。認められたい。・・・それを目指して何になるのだろう。じぶんがすきなことをしていれば、じぶんを輝かせる努力をしていれば・・・それらは結果として手に入るものなのに。
今の臨床心理士(カウンセラー)という仕事もすきだけれど、来年度は本を読んだり文章を書いたりすること、だいすきなことに、エネルギーをもっともっと注いでいこうと思ったのでした。
あなたのだいすきなこと、noteでみせてくださいね。
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