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不登校と転職

長男の不登校が始まった四年生の時、私は編集の仕事をしていました。
残業も多いし、休みや遅刻、早退もし辛い職場でした。仕事の締め切りが気になって家に持ち帰ったり、休日出勤もしていました。

とにかく家にいる時間、子供と会話する時間が少なかったです。

自分では忙しいながらも、懇談会や授業参観、行事には必ず参加していたし、寝る前学校の話を聞いたり友達の話を聞いたり、頑張ってるつもりでいたけど、全然足りてなかったんだなぁと今さら後悔しています。

実家暮らしとはいえ、母子家庭でただでさえ寂しい思いをさせてるのに。

そう反省はしてるものの、忙しさに負けて転職活動をする時間も余裕もなく過ごしていたある日、母が足を骨折したと連絡が入りました。家のことをほぼ母と父に任せてしまっていたので、母が動けなくなったら仕事してる場合ではない、どうしよう!とパニックになり、気を張って頑張っていた糸がプツンと切れました。。
情けないですが、ここまできてやっと休まざるを得なくなった、というか休まなくちゃと決心がつけたのでした。

とりあえず2週間休職をとることにしました。私も精神的に参ってしまっていたので、しばらく休ませてもらうことになりました。

家にいられるようになって、長男はとても安心したようでした。

ママがいて嬉しい、と何度も言ってくれました。そして6年になって最初の1週間は朝の会すら警戒して行けていなかったのに、朝の会からはじめて、出られそうな授業を一日1時間出るようにしていきました。私が付き添っているから安心なのか、登校しても表情が明るくなっていきました。
出られる授業が増えてきたので、私の休職期間をもう一カ月伸ばしました。5月末には修学旅行があったからです。

長男は私が付き添えば一日学校に出られるようになりました。あんなに嫌がってた給食も別室で食べられるようになり、少し慣れたら教室でも食べられるようになりました!

そして長男は次第に私がいなくても学校に行けるようになりました。本当にびっくりするくらい、あっという間のできごとでした。

不登校の原因ははっきり言ってわかりません。長男本人もよくはわかってないと思います。
でも1つ言えることは、安心感が足りていなかったこと、かなり不足していたこと。

それが満たされたことと、長男の充電期間が満タンになっていたこと、それがうまいタイミングで重なったのだと思います。

長いゴールデンウィークが明けても、長男は登校できるようになりました。
そして5月末の修学旅行にも行けました!!
本当にすごい!えらい!

嬉しくて泣きました。

私は自分の仕事が大きく影響していたことを思い知り、休職したまま仕事を辞めて転職することにしたのでした。

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