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自分への戒めに改めて最適だと思った〜「空腹」こそ最強のクスリ〜


毎週金曜のうちに投稿している要約(というか読書感想文)ですが、私の体調不良により制作スケジュール乱れてしまい日付けまたいでの更新になってしまいました。

もし仮に毎週読んでくださっていた人へお詫び申し上げます。

ということで本題に入ろう



私ごとで数日前に健康診断を受けました。

結果はまだなものの最近カロリー過剰に取る日が連続したり、身体なんか不調だな〜と直感ながら感じることが多くて不安な日々をすごしていました。

そんな気を楽にするため&この先の自分への警告のために昔読んでからお気に入りとして保管してあった1冊を読み返しつつ今回の投稿として上げようと思いつきました。


今回は


医学博士  青木厚   著

「空腹」こそ最強のクスリ


この本をザックリ説明すると、空腹時間をつくる事は絶大なメリットがある。と書いてもあまり説得力ないですよね。汗

著者の青木厚さんは、青木内科を開設されている医学博士です。(巻末を参考)


実は著者自身が過去に舌がんを発症。

完治はしましたが、この経験から再発を防ぐ方法を導き出した著者の答えがまとめられた1冊です。


食事、糖質という全人類必見の問題を解消できるかもしれない本のご紹介です。





現代人の食生活は「糖質過多」



1日3食


というのを学生時代から刷り込まれた方は多い、というより大半でしょう。

子供の時は成長やエネルギー消費で必要不可欠ですが、必要なエネルギー量は歳取るとともに少なくなります。

本書では、成人が1日あたり必要とする糖質は170グラムと書かれています。

日本の主食である米に含まれる糖質は茶碗1杯で50グラムに相当するとのこと。
それを3食にデザートやラーメンを追加するだけであっという間に糖質過多になるというわけです。

そして糖質過多の問題点として血糖値を急上昇させるという点も見逃せません。
すい臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが出ていくため、食後ダルくなったりイライラ上昇したりという症状が起きます。

それでも企業としては糖質を入れた方が爆売れすることを承知の上で販売しているので我々自身で気をつけなければならないということです。



食べすぎは病気を加速させる

1日3食という常識を守っていく結果何が起こるかの話をしましょう。

本書によると「 食べすぎは糖尿病、がん、心筋梗塞、脳梗塞といった病気の原因になる 」と書かれていました。

つまり食事こそが健康を左右するというのが一応の結論になるでしょう。

つまりカロリー制限した方がいいってこと?
と疑問に感じた人も多いでしょう。

その答えについて著者はこう述べていました。



モノを食べない時間を作れ


結論から入ってしまいましたが。
モノを食べない空腹時間を作ることこそが重要となります。

というのも食べ物を入れた後、カラダでは消化という作業が行われます。
ただこの消化は内蔵を疲れさせる作業なのです。

つまり内蔵を休ませる時間を現代人は作れていないということになります。

その対処法はただ1つ。
1日3食などの常識とされてきた習慣を見直し、自分のカラダ第一優先のライフスタイルに変えろ!ということだと私個人的に捉えております。

人間のカラダと同様に内蔵を休ませる時間を作ってあげる認識です。

次から本書で1番伝えたいであろう内蔵を休ませる方法に移ります。



16時間以上の空腹時間が重要

消化の話に戻りますが、モノを食べてから10時間近く経つと今度は蓄えられた糖がなくなり、脂肪がエネルギーに変わるというのが人間の身体が持つシステムと本書には書かれております。

そして16時間を超えるとオートファジーという古くなったり壊れたりしている細胞を新しい細胞として生まれ変わらせるシステムが作用します。

よく少食の人は見た目が若いとも耳にしますが。その方々も断食のメリットを理解しているということでしょう。
あのタモリさんも少食で有名です。

このオートファジーは飢餓状態でないと発動しないため空腹時間が必要となるわけです。

16時間と聞いてハードル高ぇ、、と思ったのが本音でしょう。
本書では半分の8時間を睡眠時間に当てれば寝る前の4時間、起きてからの4時間のように調整できるので思ったより実践しやすいイメージを抱けると思います。

更には週一回だけでも効果があるらしいので、平日は仕事柄、接待しなければならない人でも挑戦しやすいというのもメリットでかしです!




無理のない範囲から始める

ザックリにはなるものの16時間断食のメリットを少しでも理解していただけたのなら嬉しいです。(医学系だから読んでて複雑だった)

しかし注意点もあります。

それは 「 空腹=苦しい 」 ではなく無理のない範囲で続けるということ。


例えば断食中にお腹が空きすぎてしんどい時が来たとしましょう。

この場合ナッツ類、チーズ、ヨーグルトなどの食べ物の塊で無ければ摂取してOKとのことです。

もうひとつは簡単な筋トレを並行する

カロリーが減ると同時に筋肉も落ちますし、エネルギーが無くなると筋肉すらエネルギーに変換してしまうのが人体のシステムだからです。


いずれにせよ無理のない範囲で続ける事が何より重要というわけです。




空腹は病気のリスクも遠ざける


空腹のメリットだけ書いてもパッとしないでしょう。

最後は病気のメカニズムを踏まえたうえでこの話を終わりにします。

まずは糖尿病から。

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気であり、「1型」と「2型」の2種類があります。

158ページ

本書参考にザックリ書くと、すい臓の一部にあるベータ細胞から分泌されるインスリンのおかげで血糖値をコントロールできていたものがベータ細胞の破壊により分泌できなくなるのが1型糖尿病。

食べ過ぎや運動不足で血糖値の高い状態が続き、インスリンの生成を頑張りすぎた臓器に限界生じてインスリンが分泌できなくなった状態が2型糖尿病です。


もう1つ例を増やすと
日本人が特に気になるであろう  がん

これも引用するには長文すぎるので本書の単語を借りて説明します。(173〜174ページ参考)

人間の細胞は、毎日のように分裂を繰り返しながら生まれ変わっています。
その分裂は遺伝子情報をコピーされるのですが、何かしらの原因でDNAに傷が生じると細胞に突然変異が起き、それで現れるのが がん細胞 というメカニズムです。
しかも がん細胞 は制御不能のまま増殖していく点が私自身も文章打ちながら震えております。


前置きの説明は以上で、ここで改めて断食のメリットを書かせていただきます。

先程あげた糖尿病になると がん の発症リスクが上がるとのこと。

内臓脂肪には、インスリンに対する体の反応を低下させる働きがあります。
つまり、内臓脂肪が多い人は、少ない人に比べて血糖値が下がりにくいのです。
また、糖尿病の人もインスリンの効き目が悪くなります。
すると体は、血糖値を下げるため、より多くのインスリンを分泌しようと頑張ってしまい、結果として、体内のインスリン濃度が高く

176~177ページ

なります。

上文の内容から細胞の増殖が進み、がん細胞が生き残りやすい環境になるというわけです。


つまり内臓脂肪を溜め込まず。
糖質を取りすぎない。

がん糖尿病をできるだけ避けて生きるための最大の近道こそが断食というわけです!!!


ただ既に がんを発症している人の場合は断食が逆効果に働く恐れもあるので、行う場合は医師の指示に従った方がいいとの事です。




といった所までにしましょう。

時間都合でザッッックリになってしまいましたが本書の重要と感じた点を抜粋して書かせていただきました。


医療関連というデリケートな内容。
医療従事の端くれでもない読者の立場。
内容が結構複雑だったので触り部分だけの説明。


の3点からシンプルめに、本書の単語を参考にしつつ、あくまで自分用のメモがてら作ったに過ぎません。

そのため実際に手に取り読んでいただく事を強く強ーーーく推奨いたします。


今回とりあげ切れなかった内容も数多く書かれていますし、文字大きめの本なのでサッと読み進めやすいのも魅力です。

一家に1冊あっても損なし、いや先の健康投資として読むことをオススメします。


本日サッと終わらせてしまった後悔もあるので、機会見つけて断食系統の書籍またリベンジしたいですね。





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