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ネガティブをどう捉えるかはアナタ次第【自己肯定感が高まる うつ感情のトリセツ】中島輝


おはよう・こんにちは・こんばんわ


「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。


今回紹介するのは


中島輝 著

自己肯定感が高まる
うつ感情のトリセツ


この本は、暗い気持ちや感情に対しての対策やアドバイスが複数書かれた1冊です。

この世の中はストレス社会と言われております。

「仕事でイライラする」「やる気が出ない」
などメンタル面で大小様々な悩みをもっているというわけです。

本書では「ストレス以上、うつ病未満のマイナス感情」のことを「うつ感情」と名付けています。

この「うつ感情」が本書のメインテーマとなります。

そもそも「うつ病」を名前は聞いた事あるけど具体的に知らないという人も多いかもしれませんので説明はさみます。

うつ病は、「日常生活に強い影響が出るほどの気分の落ち込みや意欲を失うことが続く」病気です。症状が重い場合には、「生きている意味がない」「死にたい」などと絶望することもあります。

19ページ

「うつ感情」をうつ病未満と書いておりますが、うつ病の手前とも取れますので、ほおっておくと非常にマズイ状態になることとなります。

そんな心のモヤモヤ、自分が抱くマイナス感情に寄り添うアドバイスがふんだんに書かれております。


著者の中島輝さんは心理カウンセラーをされていて、自己肯定感アカデミーの代表をされている方です。
(本書巻末参考)


他人と比べたり、仕事やプライベートなどで悩みがあったり、先の未来が予測不能だったりと不安定な現代に悩む人に向けた1冊となっております。

実際読んでみて、重要な項目だらけでまとめの厳選に悩みましたが、特にこれ重要かなと思ったものを基準に紹介していきます。

それでは解説に移りましょう!




◆「うつ感情」を認めることが、回復への第一歩


冒頭でもすこし触れた「うつ感情」についてもう少しだけ説明します。

著者によると

急に涙が出てきたり、疲れやすくなったり、学校や会社に行きたくなくなったりするのは「うつ感情」のあきらかなサインです。

32ページ

ここまで幅広く該当する例なので読んでるアナタももしかするとうつ感情がある今を自覚したかもしれません。

また著者は「うつ感情」を自覚できただけでも回復への第一歩と仰られています。

大切なのは、自分のいまの状態を知って、自分で受け入れて、「どうすれば別の感情へ変えていけるか」と、自分なりのステップを踏んでいくこと。

33ページ

正確な治し方を実践する前にまず「ありのままの自分を受け入れること」こそが真っ先に重要ということになります。

この基礎知識をいれたうえで「うつ感情」との向きあいかたを一部厳選して紹介していきます。



◆「イヤ」という気持ちに点数をつける


人は誰しも"イヤだ"という感情を持っている生き物です。

例をあげるなら「週末が終わる、明日から会社、学校だ行きたくない」という感情は誰しもが体験したことあるかと思います。

さらに「行きたくない」などのマイナス感情が出てる時はまわりからもネガティブな情報だけを吸収しがちなのです。

この感情への対策として

・休み最終日の夕方は、SNSなどを見ない
・ワクワクできる来週以降の予定を立てる


などございますが、根本の解決には至っていないという声も聞こえましたので更に進めていきましょう。

それが「エモーショナル・スケーリング」という「本当にイヤ」という気持ちに対して「レベル」という形で客観視する方法です。

手順としては

1.これまでの人生で経験した最大点の不安や恐れを思い出し、紙に書く。それが10点満点中の10点です。

2.いま感じているネガティブな気持ちを書き、「10点中何点か?」を具現化する。

61ページ参考

という流れで書いていきます。

これをすることにより、本当にイヤと思っていたことが「あの時期と比べりゃ5点くらいだな」のような気持ちの緩和に繋がります。

気持ちに「最悪だった時との比較」を入れることでその場の感情だけに振り回されず前向きに1歩近づけるというわけです。



◆「助けて」と言えない時は、逆に助けを求められた場合を想定する



こちらも言うまでもないかもしれませんが、日本人はまわりに助けを求めない性質が強いことでも有名でしょう。

日本人は協調性がたかく「助けを求めると迷惑がかかる」という感覚に見舞われるというわけです。

結果的に平気だと強がってしまう体質の人ができあがるというわけです。

この点について著者がオススメしている方法こそが

自分が助けを求めたいことを、逆に誰かから求められたように、「自分を聞き手に置き換える」

71ページ

というもの。

仮に「Excelのこの処理方法を知りたい」なら"その方法を知っている人の目線になりきる"のです。
その際に分からない人のことを「情けないワガママな人だ」とはあまり思わないでしょう。

相手目線になることで共感力があがり、自分から助けが求めやすくなるのです。

別の本で見覚えのあるフレーズで
人は頼られることで「自分が役に立っている」という実感が得られるという考えを読んだことがあります。

頼ることは決して恥ずべきことじゃなく、むしろ問題解消や繋がりのキッカケにもなるというわけです。



◆ものごとの9割は自分で決められる


「〇〇したい、と言ってもどうせ反対される」
「だって、話したところで無理だろうし」

など人は相手の反応をうかがい自ら我慢を強いりがちです。

「毎日の仕事があって講座にいくのは無理」
「育児があるので海外旅行には行けない」

など人によって避けられなかったり事情も様々です。

しかし著者はこれについてものごとの9割は自分で決めることができると書かれています。

まわりの環境に左右されることもありますが、冷静になると、あなたは本来自分の意見をしっかり持って、自分で決めることができるはずなのです。

84ページ

最初の「」で どうせ だって と入れましたが、これらが口ぐせの人は罪悪感を抱きやすく、しなやかな心がどんどん硬くなっていくとのことです。
次第には「あなたのせいで」「あなたさえいなければ」という感情にまで発展する恐れもあるそうです。

本書での対策には、この投稿の2つ前に紹介したエモーショナル・スケーリング(怒りに点数をつける方法)を上げられていました。

どの項目にも共通するのは「その怒りはどのレベルか?」「それはどうにもならない事なのか?」という自分の内側に向き合うことに行き着くというのが本書全体を通じて私が学んだことです。


本書で書かれていたのはここまででしたので私が他媒体で多くみた類似項目を足させていただくと。
「じぶんの生き方を"選べる"」という考えを持つだけでも生きるうえでの選択肢は格段に楽になるかと思います。

・人間関係は今いるここだけじゃなく無限に広がっている
・会社員だけでなくフリーランスや起業という生き方もある。
・今は育児で海外旅行はムリでも少し成長して楽になったくらいなら行ってもいいか!もしくはベビーシッターに数日頼む手段もある

ザックリとした例ですが、生き方の選択肢が無限にあると考えるだけでも解決に繋がるはオーバーですが心は格段に楽な方向へといくかと思います。
私ごとですが、そんな本書たちに心を救われた結果いま本要約をする決断した私がいるのですから。
「知識」や「選択」がある状態というのは強いってことです。



◆迷ったら「直感」にしたがう



まだまだ紹介したい点だらけですがここで最後にします。

この項目(125ページ)を読む限りの解釈となりますが著者はかつて うつ病をはじめとした様々な心身面の状況に苦しめられたと書かれておりました。

世間の常識やまわりの目など、この世の中は非常に生きづらい環境そのものだと読んでて改めて感じさせられました。

そんな中で著者がたどり着いた答えというのがうまくいったことは全て直感で決めたことだと気付かされたようです。

直感にしたがうと、悩むより先に動いてしまえるので、「なにかに追いかけられている」とは感じません。
「自分のペースはこれ」と決めて動くと、焦りも不安もなくなって、とてもラクに進んでいけるのです。

125〜126ページ


どっちを買うか迷っている時も心の底ではどちらにしたいかは決まっていたりするものです。

人によっては会った瞬間から直感で「この人とは気が合いそう」「少し距離置いた方がいいかも」など察して後々あたるみたいな事を的中させる人だっていますし。

推してるタレントも、理屈抜きでビビッときた!みたいな直感で追いかけたら人生がいい感じに好転したって体験談もよく聞きます。

直感とは理屈抜きでわたし達を正解に導いてくれるコンパスのような存在なのかもしれません。

これ以上書くと少しスピリチュアルになっちゃうので本書の内容に戻りますね汗

「世間ではこうした方がいい」などの世間が決めたルールに従うだけでは自分以外のなにかに人生の手網を握られているようなものです。

たとえ遠まわりに見えたとしても、直感にしたがったほうが、たくさんのあなたらしい体験ができます。
その結果、得をすることが増えていきます。

127ページ

私の今まで体験してきた中で「人生で大切な瞬間に巡り会えた」「かけがえのない時間を過ごせた」「幸せで満たされた」とおもった経験はすべて直感にしたがって選んだ道でした。

好きになったコンテンツ、推しも全てわたしに幸福や納得のいく時間をたくさんくれたものです。

この投稿ふくむ本要約もYouTubeの要約チャンネルや様々な著者が「楽しみつつ誰かの人生を変えている」ところに「俺もやってみたい!書きたい」という直感から始まって今なのです。

わたしは直感のおかげで多くの「幸せ」に囲まれています。


私の話で締めにして失礼でしたが体験談として残させていただきました。

読んでるアナタも騙されたとおもって1度「直感」というハッピーの入口に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
きっと納得のいく道がそこにはあるはずです!




といった所で終わりにしましょう。


本書はほかにも

漠然とした不安感の対処法 (74)
コンプレックスとの向き合い方 (101)
心の決定権はあなたにある (104)
大変なことはすべてチャンスの種 (112)
もっと人に頼っていい (136)
人と比べる人生から「自分を大切にする人生へ
(156)
過去の記憶がフラッシュバックした時は (159)
自分の為にならない人間関係とは距離をおけ(179)
「いまこの瞬間」を楽しむ (186)

『 ()内はページ 』

など、落ち込むことの多い現代社会を戦うわたしたちを助けてくれる言葉だらけの1冊でした。

ひとつひとつのセクションが短めかつサッと読める仕様だったので読書する気力わかない人にもオススメできる1冊です。


・さいきん気分が憂うつな方
・助けを求められず苦しんでいる方
・固定概念から離れたい
・私生活に生きづらさを感じてる
・人生観かえるような助言がほしい
・今が涙出るほどつらい
・小さな悩みでクヨクヨしたくない

など抱える人にオススメな

いや、うつ感情という誰もが抱えてしまうものの対処法を知るためにも全人類に持たせたい1冊です!!

この本、欲いえばこの投稿ふくめて、読んで少しでも勇気が持てた人が1人でもいるなら作ったもの、この本を気に入った私としても嬉しいです。






他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。

「いつもは【余談】を書いていますが次の要約制作に追われてますので今回は割愛します」
伝えたかった点を説明内にいれる形で今回作らせていただいたつもりです。

わたし自身ちょうど気分落ち込んでいた時期だったので書店で会った瞬間のトキメキ半端なかったです。

直感にしたがって取って大正解でした。

中島さん本当に感謝しています。
ありがとうございます!

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