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10月となりました。
健康維持のために、春先から朝のウォーキングをしています。
ランニングではありません。かかりつけの医師や知人から「まんまっちゃはランニングしたら膝を壊すから」と言われているので、1km/9.5~10minという遅いペースのウォーキングです。
夏前までは2.2kmのコースだったのですが、高低差があるため、7月からは高低差の少ない2.7kmのコースにしています。そのコースの途中に「花手水」があるものですから、それに似ている感じの写真をヘッダにお借りしました。(ヘッダの写真は、泥棒猫/ing ing ing さんの素材をお借りしました)

さて、10月となりましてしばらく経ちました。
10月の頭には、キャリアコンサルタントとしてはクライエントである就業希望者の中でも学生さんが必ず通る道である「内定式」が行われるのが通例です。私の仕事先でも、内定式の報告を耳にすることが多いのがこの時期です。
一昔前までは「内定式に来ない」「入社日に出勤しない」という学生さんの苦情が学校に寄せられることが結構ありました。近年は減りました。
まぁ、正直なことを申し上げると、就職協定的なものがまだ生きている高校生の場合は、18歳未満だったり=未成年だったりしますので、学校にあれやこれやと苦情含めて寄せられることは致し方ないと思います。信頼関係のこともありますし、高校生の就職活動は夏から(3年生の夏から)なので時季も遅めから始まることが多いです。労働契約締結後の問題もあります。労働契約は未成年であっても当事者(つまり未成年者である高校生)しか締結できませんが、当人にとって不利益な労働契約であった場合は、親権者が将来に向かって解除できるなど、大人が関与する状況もありえますので…。
ただ、私の仕事先は高校卒業者(またはそれに準ずる人)以上を対象としていますので、少なくとも就職活動時含めて成年者ですので、正直言えば「なんで内定式に来ない、を含めた苦情を学校に言ってくるんだ?言えばどうにかなると思っているのかね?」というのがまんまっちゃの主張です。
いや、ネタじゃないです。本当に学校に苦情が来るんですよ。特に入社式に来ないというものなんか本当にありますし。4月1日が平日の時は仕事先に行くのは正直今でもビクビクしますよ。10年以上前は菓子折持ってお詫びに行ったこともあります。今は頼まれても行きませんが(笑)

さて、そんな中で、内定式に縁の無い学生さんって結構います。
要は「内定のない」学生さんですね。中には、ガチで就職活動をしていないという猛者もいますが(汗)大抵は、1,2社就職活動してお祈りメール(今後のご健闘をお祈りします、と書かれた不採用通知のメールをそう言います)されたくらいで膝から崩れ落ちてしまった学生さんか、単に大手就職支援サービスのナビサービス(〇〇ナビ、っという代物ですね、たくさんあります)で『ポチッとな(筆者の年齢バレしますね…)』しただけで就職活動した気になっていて、結果書類選考にも適性・筆記試験にも、ましてや面接試験にもろくすっぽ進んでいない学生さんが多いのが実情です。

そんな学生さん、必ずこう言います。「実家から通える範囲で」「お休みは…」自分の条件ばかりです。しかも、実家から通える範囲を聞いてみると、door to door で1時間以内とか…。あの…都道府県関係なく郡部でそれを言ってしまうと相当選択肢が狭まるのですが…。そういう学生さんに限って、業種ではなく「職種」を加えて限定してきます。
 「自分には営業は無理なので」
 「人と会う仕事はちょっと」
 「事務職を希望します」
正直言います。営業や人と会う仕事が難しいというなら、機械が行うこと以上のことをPCやネットワーク上で出来ることが条件になりますが、それができていますか?言う方に限って大抵できていません。
一昔前は、IT系の仕事の一部において人と会わずともできる作業もありましたが、現在のIT関係の仕事はお客様先のニーズや状況をリアルタイムにつかんだり追っかけたりが必要ですし、チームで作業します。なので、対人コミュニケーション力(学生さんたちの言葉で言うなら『コミュ力』)がないというのでは、仕事になりません。不特定多数の人と会うのが苦痛だったり身体的苦痛となって顕れる、というのであれば解るのですが…(そういう障がいや特性をお持ちの方もいらっしゃいますので)大抵おっしゃる方の殆どは、そういった特性をお持ちの方ではなく、自分の思い込みや単なる好き嫌いで言っています。 
また「事務職を希望します」これ言われると、大抵のキャリアコンサルタントは心の中ではキレてます(笑)事務職なめんな、って。
事務職=楽な仕事、ルーティンな仕事、って思っている学生さんやその親御さん・保護者って多いんですよね。それ、違いますから。
今の事務職は、ほとんど機械で出来ることになっています。受け付け業務だってロボットや自動受け付けの機械で行えます。経理や勤怠管理、給与計算だってソフトウェアで行える時代です。以前のように日商2級以上なければ経理に携われない、なんていう時代ではありません。もちろん、現在の各企業における経理は、それ以上のことを求められるので、日商2級どころか、それ以上の各種資格を持つことが求められているのはいうまでもありません。
受付嬢、という言葉も現在はほぼ死語です。大手企業で都心の大きなビルに入居している企業でもなければ、もうそんな人員は割きません。仮にいても、自社社員ではないところがいかに多いことか。
事務職で受け付け業務をするのであって、派遣会社からの派遣で大手企業に行く場合でも、様々な資格を持っている方が大半です。秘書検定、MOSなどは当たり前。接遇系の検定や環境(アロマ、カラーなど)系検定などを取得し、長けた人物をおくことでその企業のイメージを向上できるようにしているのが実情です。
でも、事務職に、という学生さんや若手求職者に限って、そういった資格も一切持ち合わせていないことがいかに多いことか…。加えてこんなことまで言ってくれます。
「そんな資格があるなんて知らなかった、教えてももらえない資格なんて知らないし受験も出来ない」
google先生に聞いてくださいよ。そんなこと。何のための検索?

これから日本だけでなく世界は多様性をより求めることになると思います。ですので、国籍・性別に関係なく「能力があれば」求められることは間違いないでしょう。逆に、国籍や属性に胡座をかいていると、一切求められなくもなる時代になってくるでしょう。
もちろん、私もそういった危機感は常に持っています。

最近「リカレント教育」って言葉をよく耳にしますよね。社会人として世の中に出たら、もう教育を受けない・受けに行かない、のではなく、社会人として必要な能力が何であるか解るからこそ、再度学び直しに行く、という「学び直し」「生涯学習」がリカレントです。

若干支離滅裂になってきてしまいました。そして、ちょっと辛口に言ってしまいましたね。気候のせいにしておいてください(笑)
10月に入ったら急に秋を通り越して冬のようになってしまいました。中旬以降にはまた夏日があるという話もあります。皆さま、体調管理には十分お気をつけください。私も注意して参ります。
では、また。
次回は、少し「甘口」な内容を書くとしましょう(笑)

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