30代メンズファッション2
充実させるべきはインナー
僕が結構やってしまっていたのが、つい目についたカッコいいアウターを買ってしまうことだった。でも、考えてみてほしい。誰かしら大切な人とじっくり話す時は必ず室内だし、屋外用のアウターは脱いでしまうから、実はそれほど出番はないのだ。なので、アウターはお気に入りのものを3着程度あれば十分だろうと思う。
さらにアウターより,インナーのほうがリーズナブルなわけで、懐にもやさしい。まずは、シャツを何着か買おう。
そして、ほかにニット、カットソー、Tシャツ、パーカ、ロンTなどを一つ用意しよう。
個人的に微妙なコーデ
色、柄、素材はなんとなく、みんな気にするところだけど、シルエットを考えたことはあるだろうか。
例えば、インナーにパーカーを着た時にフードをアウターの外出しにするコーデがあるが、あれはシルエットがとても子供っぽくなるので、おすすめしない。
とくにフードは素材がペラペラなものはまったくキレイなシルエットがでないので、生地が厚めでしっかり張りがあって形がでるものを意識しよう。紐はなくてもいい。
スキニーパンツは回避!
その昔流行ったスキニーパンツだが(スキニーパンツとは肌に密着したピタピタのやつ)、30代のおじさん諸君、避けた方が無難だ。
これは若者のみに許されたシルエットと心得よう。おじさんがピタピタのスキニーを履いていたら頭を抱えてしまうレベルと思う(スタイルがいい人ならまだマシ)
インナーシャツの襟出しも回避!
シャツをインナーにしたとき、襟と袖と腰まわりをどこまで外出しするか問題が起きる。
例えば、襟を外出しにすると、なぜか子供っぽいとはまた違うのだが、なんか妙に真面目なお坊ちゃまスタイルのように見えてしまうのだ(僕の感性だけだろうか・・)。
うまくやればお坊ちゃま感ではなく、クラシカルな上品なスタイルにもできると思うが、シャツをインナーにするコーデはあまりおすすめしない。
シャツはアウターにしよう
つまり、シャツはインナーではなくアウターにして、インナーの白Tシャツをちょこっと首からのぞかせるスタイルの方が素敵ということ。
(シャツとTシャツの違いとわからんという人はクグってください)
インナーのTシャツは、首をちょい緩めにする首が締まりすぎてると苦しそうにみえるので、よろしくない。
サーマルを一つ持っておく
サーマルは、ワッフルのような生地で、保温性を高めたもので、年中着られる万能なTシャツだと思っている。サーマルを知らない人は是非ググってみよう。
たまたま、ロンハーマンのお店で買った、オフホワイトのサーマルは何年も重宝している。上はこれ一枚でも決まるくらいだ。
サーマルにはデニムをよく合わせる。デニムは濃いインディゴではなく、わりと水色の薄めのデニムパンツが他人と被らないので個人的にはおすすめ。
インナー選び
Tシャツ選びは、色、サイジング(適したサイズ)に注意しよう。迷ったら白、黒でよい。
シャツの下のインナーに、色付きのTシャツはNG。無地白Tか、せめて薄いグレーにしよう。
サイジングはジャストもしくは、ちょい緩めにしよう。大きめなワイドシルエットも、男性らしく素敵だけど、ちゃんと鏡をみて、ただ大きいダラシないサイズとならないように気をつけよう。サイズ感は自分だとミスることもあるので、わからない人は店員さんに相談しよう。
僕なんぞは無地Tシャツでも飽きないのだが、どうしても何かデザインが欲しいという人は、絵や写真のプリントとかもいい。ただし、こればかりはその人のセンスが影響するので、なんとも言えない。とても素敵なプリントを選ぶか、変なプリントを選んで地雷を踏むかは、わからない。
理想のシルエットとは
ここは雑誌など読んでいるとよくみる◯◯ラインとかいうあれ。好みにもよると思うが、おすすめはAVライン。上半身がAライン。下半身がVライン。
スッキリしたジャケットにワイドカーゴとかだと、下半身のがダボっとした、ストリートファッション感が強くなりすぎるので、AVラインがおじさんにはおすすめだ。
Vラインといっても、先に書いたがスキニーパンツは除外しよう。細身パツパツのパンツは若者の読者モデルとか、美容師さんとか、一般おじさんが手を出してはならぬ領域である。
おすすめのボトムスは、裾がすぼまってるテイパードしたもの。テイパードしたパンツの裾を捲るのもさらにラインを強調して効果的だ。
テイパードパンツって何?って方はググってみよう。
大人っぽい=ほどよい緩さ
わりと高度な話になるのかもしれないが、ファッションにおける大人っぽさとはなんだろと考えたとき、それは「ほどよい緩さ」と勝手に思っている。ラフ感、くだけた感じともいうだろうか。もう少し具体化すると、「清潔感を出しつつも、どこか緩さがある」というイメージだ。
個人的にはこれを目指したいところで、コーディネートとしては、キレイめスタイルをベースとして、ラフにアレンジするということになる。
この緩さがどこかにないと、頑張り感が出てしまう。その1でも書いたが、アンコンスタイルはこのラフ感にあたるので、是非おすすめしたい。
抜け感とかいうあれ
ラフ感とはまた違う「抜け感」という言葉がある。この辺になると何が正解かはわからないが、僕のイメージは一部分がスーッとした涼しげな印象になってることをいうと勝手に解釈している。
例えば、夏にパンツをロールアップするとか、素足でスリッポン(石田純一みたいですね)とか、爽やかさが増す感じをいう。おじさんには、清潔感と爽やかさは大切なので、これも是非取り入れていこう。
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